大樹生命、オランダ水道整備金融公庫が発行する「SDG・ハウジング・ボンド」へ投資
大樹生命は、この度、オランダ水道整備金融公庫(Nederlandse Waterschapsbank、以下「NWB」)が発行する豪ドル建SDG・ハウジング・ボンド(以下「本債券」)への投資を実施した。
NWBは、オランダの治水当局や自治体などの公共セクターに向けて投融資資金を供給する政府系の金融機関である。NWBはこれまで、合計200億ユーロ以上のSDG・ハウジング・ボンドと、70億ユーロ以上のウォーター・ボンドを発行しており、オランダで最大のESG(環境・社会・ガバナンス)債券の発行者になる。NWBは公共セクターを通じ、水関連、住宅関連、医療関連等の諸機関に投融資を行うことで、地域の持続可能な発展に貢献している。本債券は、その中で特に住宅関連に焦点を当て、「持続可能な住環境づくり」への取組みを支援するために発行されたものである。
昨今、気候変動や自然災害によって、私たちの生活の基盤である住環境が脅かされつつある。これらの影響を受けるのは最も脆弱な立場の人々であり、NWBは、そのようなコミュニティに手頃で安全で良質な住環境を提供している。また、建物のエネルギー性能の向上、再生可能エネルギーの利用、および入居者のエネルギー効率的な行動やサーキュラーエコノミー(循環型社会)を促進することで、地球環境の保全に貢献している。本債券で調達された資金は、SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や、目標11「住み続けられるまちづくりを」をはじめとする持続可能な住環境づくりに関連するプロジェクトに充当される予定である。
これまでも同社では、環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行ってきた。今後も引き続き生命保険会社としての社会的責務をふまえ、資産特性に応じて環境・社会・ガバナンスの課題を考慮した資産運用を行い、環境や地域・社会と共生し、経済・企業の安定的な成長と社会的価値の調和的な発展を目指す。