メットライフ財団×日本財団、「シェアハウス・さっちゃんち」開所
メットライフ生命と日本財団が、12月12日(月)に山梨県大月市で高齢者ホスピス「メットライフ財団×日本財団支援 シェアハウス・さっちゃんち」の開所を発表した。これはメットライフ財団からの寄付を受けて行う「高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム※1」で開所する高齢者ホスピスの第1施設となる。
超高齢化が加速する日本において、人生の最期を自分らしく安心して迎えられる環境が求められてる※2。本プログラムでは、住み慣れた地域で家庭的な環境のもと、最期まで安心して暮らせる終の棲家を提供する。エリア全人口の4割を高齢者が占める山梨県大月市では、このような施設へのニーズが高まっており、同市初の介護付きシェアハウスとなる本施設が同様の問題を抱える地域のモデルケースとなることが期待されている。
◆「メットライフ財団×日本財団支援 シェアハウス・さっちゃんち」の特色
・市街地に隣接しており、これまで住み慣れた地域で医療的なケアを受けながら人生の最後を自分らしく安心して迎えられる環境
・本支援により入居一時金・入居費の一部補助あり
・施設内のデッキには自由に地域の人が出入りできる空間を併設予定
・ボランティア受け入れなどを通し、地域全体の介護力向上を目指す
※1 「メットライフ財団×日本財団 高齢者・子どもの豊かな居場所プログラム」は、メットライフ財団から日本財団への約4億円の寄付により、2021年9月に開始。3年間で、「高齢者ホスピス」と「子ども第三の居場所」を12カ所開設する予定である。「メットライフ財団×日本財団支援 シェアハウス・さっちゃんち」は、本プログラムの第1施設目として開所した。
※2 日本財団が2020年11月に行った「人生の最期の迎え方に関する全国意識調査」によると、日本では約8割の人が病院で亡くなる一方、約6割が人生の最期を迎えたい場所として自宅を望むという結果が出ている。