大同生命、事業承継の課題は「後継者の選定・確保・育成」
大同生命は、全国の中小企業経営者を対象としたアンケート調査「大同生命サーベイ」を、2015年10月から毎月実施している。
今般、「事業承継」について調査した8月度レポートを公表した。
1.事業承継の意向
事業承継の意向は、「事業承継したい」が56%となり、コロナ禍前の調査(2019年1月)から17pt減少した。一方で、「未検討」が36%と、同調査から15pt増加した。2.事業承継するにあたっての課題
※「1」で「事業承継したい」と回答した人
事業承継にあたっての課題は、「後継者の育成」が53%(2019年1月比+5pt)と最も多く、次いで「後継者の選定・確保」が30%(同±0pt)となった。
3.廃業したい理由、事業承継を考えるべき時期だが未検討の理由
※「1」で「廃業したい」「事業承継を考えるべき時期だが未検討」と回答した人
「廃業したい」「考えるべき時期だが未検討」とする理由でも、「後継者が見つからない(育っていない)」の割合が高くなっており(それぞれ36%、58%)、事業承継において「後継者の選定・確保・育成」が課題となっている。