明治安田生命、「健康」に関するアンケート調査を実施

明治安田生命は、厚生労働省が毎年9月に実施している「健康増進普及月間」にあわせ、「健康」に対する意識や取組みについてアンケート調査を実施した。今回は、長期化するコロナ禍における心身の健康や、ストレスの発散、「健康投資」の状況等を中心に調査。主な結果は以下のとおり。
●長期化するコロナ禍における健康について
（1）コロナ禍の長期化により「コロナ慣れ」か!?
・３人に２人（65.8％）が今の自分を「非常に健康」「健康な方」だと感じる一方で、約６割の人（59.9％）が「将来の健康について不安がある」と回答。具体的には、「運動不足」「体力の衰え」「ストレス過多」が上位に
・「新型コロナウイルス感染症に罹患することが不安」と回答した人は、昨年に比べ5.2pt減少（昨年：27.5％→今年：22.3％）
・コロナ禍において健康意識が高まった人は、昨年に比べ増加（40.1％→43.9％）
（2）長引くコロナ禍で「お母さん」はストレス過多!?
・コロナ禍で「ストレスを感じている」と回答した人は64.0％。男女別では、「ストレスを感じている」女性は68.2％と、男性の59.8％を大きく上回っており、長引くコロナ禍で女性がよりストレスを感じていることが判明
・なかでも「お母さん」（子どもがいる女性）は、７割以上（71.8％）がストレスを感じており、特に「外出が制限されるから」が「お母さん」にとって大きなストレス要因に
（3）ストレス発散、「外での飲み会」から自宅でゆっくり「家飲み」へシフト
・「ストレス発散のためにしたいこと」のベスト３は、「ショッピング」（30.2％）、「運動」（22.0％）、「自宅での飲酒」（20.2％）が上位。男女別では、男性は「運動」（26.7％）、女性は「ショッピング」（34.9％）がトップに。一方で、行動制限があった昨年は上位だった「国内旅行」「外食」の順位が低下。
・「外での飲み会」をしたいと回答する人が減少する一方で、男性を中心に「自宅での飲酒」（「家飲み」）が人気に。コロナ禍が長期化するなかで、「外での飲み会」から「家飲み」へのシフトが進んでいることが伺える結果に
（4）「体重が増えた」人は３年連続増加
・４人に１人以上が１年前に比べて「体重が増えた」と回答。長引くコロナ禍で、３年連続で「体重が増えた」と回答する人が増加（一昨年：21.2％→昨年：25.0％→今年：26.0％）
・増加の原因は、「食べ過ぎているから」（63.0％）、「運動不足だから」（60.7％）が上位。また、体重が増えた人の大半（74.8％）がストレスを抱えていることも判明
（5）猛暑により20～30代の女性の半数近くが「夏バテ」
・ 猛暑で「夏バテ」（猛暑で「非常に体調が悪い」「体調が悪い」）を感じた人は35.3％
・ 特に20～30代の女性にその傾向が顕著で、半数近く（45.7％）の人が「夏バテ」を感じたと回答
●「健康投資」（健康増進に向けた自己投資）について
（1）「健康投資」をしている人は増加、「手軽に」「ひとりで」できるものが人気
・「健康投資」（健康増進に向けた自己投資）をしている人は、昨年に比べて増加（55.7％→58.5％）しており、平均金額は年間5.0万円
・ 具体的には、「サプリメント」「ウォーキング・ランニングのためのシューズ・ウエア」「自宅で使うトレーニング器具」等、長引くコロナ禍において、「手軽に」「ひとりで」できるものが上位に
（２）60代以上の女性が「健康投資」に最も積極的
・女性の「健康投資」の平均額は年間約5.5万円と、男性の同4.5万円に比べ１万円高い結果に
・年代別では、特に60代以上の女性が7.7万円と、「健康投資」に最も積極的。実際、60代以上の女性の71.0％が「非常に健康」「健康」と回答しており、同年代の男性の61.1％に比べて健康であると感じている人の割合が高い結果に