かんぽ生命、「資産の防災に関する調査」を実施~災害時の「もやもや資産」560兆円!?
かんぽ生命は、9月1日の防災の日を前に、全国の20~70代男女1,329名を対象にした「資産の防災に関する調査」を実施した。その結果、普段から防災対策をしている人でも、「重要書類の管理や保管の工夫」といった「資産の防災」が、災害時の意外な盲点になっていることが分かった。さらに、災害の影響であるぐにアクセスができるか自信がない資産=災害時の”もやもや資産”は、国内に推定560兆円あることが明らかになった。
災害などの不測の事態により紙の書類にアクセスできなくなる状況に備え、マイページ登録などで情報をデジタル化し、いつでもスマホなどで確認できるようにしておくことも一考したい。
<もやもや資産とは?>
あることは分かっているけど、内容を正確に把握できているか/できるか自信がない資産のことを指す。例えば、どの資産をどれくらい所持しているかはっきりと分からない、将来その資産を受け取るために必要な書類の保管場所がすぐに思い浮かばないといったさまざまな「もやもや」を抱えた資産である。
●調査結果まとめ
1.防災対策ができていると回答した人でも、7割以上が「資産の防災」ができていない
○防災対策ができていると思うと回答した人は27.5%。
防災意識が高いエリア1位:東北(35.1%)、2位:北海道(31.3%)、3位:関東(28.7%)。東日本がやや高い傾向。
○防災対策のために「重要書類の管理や保管の工夫」ができていると回答した人は15.9%。
2.災害時のアクセスに自信がない資産=災害時のもやもや資産は560兆円
○管理・対策方法1位は「たんすや引き出しなど、固定の場所に保管」。火災や津波でアクセスできなくなる恐れあり。
○全国8エリアで重要書類管理の自信度が最も低いのは「東北エリア」。他のエリアと比較して「たんすや引き出しなど、固定の場所に保管」することが多い傾向。
3.重要な情報はマイページなどでデジタル化を
マイページの登録などで、重要な情報はデジタル化がおすすめ。