富国生命、サステナビリティに対する考え方およびTCFD提言への対応を発表
富国生命は、サステナビリティに対する考え方および気候関連財務情報開示タスクフォースの提言(以下、TCFD提言)への対応についてまとめた。
引き続き、安心で持続可能な社会の実現に向けた取組みを推進していくとともに、取組状況に係る情報開示を進めていく。
■サステナビリティに対する考え方
相互会社組織での経営 ~超長期のサステナビリティを求めて~(原文ママ)
「当社は創業以来、相互会社形態を堅持する日本で唯一の会社です。
当社の実質的な創業者である第二代社長の吉田義輝は、「ご契約者本位」という想いのもと、相互会社形態にこだわりました。それは、ご契約者が保険団体を構成し互いに助け合う“相互扶助”が保険の精神であり、相互会社は、この“相互扶助”の精神から生まれたご契約者を中心とする組織だからです。
国民生活に密接に関連した公共性の高い生命保険業は、超長期のサステナビリティを前提とします。従って、株主がいないため過度な成長ではなく、お客さまを守るための成長を志向できる相互会社形態が生命保険業には最も適していると考えております。
当社は、超長期のサステナビリティを求め、相互会社として生命保険業を営んでおります。生命保険は、お客さまとの一生涯にわたる、さらには世代を超える約束であり、終わりのない仕事です。未来永劫お客さまとの約束を守るためには、会社が持続的に成長し存続していかなければなりません。
その前提として、持続可能な社会が必要であり、こうした社会をつくっていくための企業活動は当然のことと考えます。“相互扶助”の精神にもとづく企業活動の一つひとつを通じて、安心で持続可能な社会の実現を目指してまいります。」