かんぽ生命、三井物産と不動産等のアセットマネジメント事業で資本・業務提携
かんぽ生命は、三井物産と、不動産等におけるアセットマネジメント事業に関する協業を目的に両社出資による新会社を設立する、株主間契約および株式引受契約を締結した。新会社は9月末を目途に設立する。
新会社設立時に三井物産はアセットマネジメント事業子会社である三井物産リアルティ・マネジメント(以下「MBRM」)の発行済株式の51%を新会社(中間持株会社)に現物出資し、かんぽ生命は新会社の第三者割当増資を引き受ける予定である。新会社への出資割合は三井物産51%、かんぽ生命49%の予定である。
三井物産は、これまで100%出資で国内の不動産アセットマネジメント事業統括子会社である三井物産アセットマネジメント・ホールディングス(以下「MAH」)およびMAHが傘下に持つ資産運用会社を通じて、オフィスビルや物流施設などの不動産アセットマネジメント事業を拡大してきた。今回かんぽ生命は、三井物産との資本・業務提携を通じて、MBRMが設立する私募不動産ファンドを中心に投資を実行し、将来的に資産規模数千億円を目指す。本ファンドはかんぽ生命が重視する「Well-being向上」「地域と社会の発展」「環境保護への貢献」をテーマとして、取り組んでいく。
また、かんぽ生命では今回の資本・業務提携を契機に、三井物産との間で、ESG投資に関連するものを含む新たな運用会社の共同での設立、既存の運用会社に対する共同出資等、更なる協業戦略についても積極的に協議していく。