アフラック生命、福井大学、福井県若狭町、ゼネラとの協業「わかさ健活プロジェクト」を推進
アフラック生命は、国立大学法人福井大学(以下「福井大学」)、福井県若狭町、ゼネラ株式会社(以下、「ゼネラ」)、は、「わかさ健活プロジェクト」を協業し、AIやIoTなどのデジタル技術の導入を実施することで、健康寿命の延伸を目指す。
「わかさ健活プロジェクト」※1は、社会の高齢化にともなう医療機関の負担増加や医療費増を防ぐため、高齢者への定期的な栄養指導や運動指導を行うことにより、サルコペニア※2を予防し、福井県若狭町における緊急入院や要介護者の増加を抑制する取り組みである。
本プロジェクトの前身である「若狭町生き抜くプロジェクト」では、福井大学医学部山村修教授がリードし、サルコペニア検出を主な目的とした拡大検診を2019年から実施し、対象希望者に対して集団の栄養指導および個別の運動指導を行ってきた。検診結果からは町内におけるサルコペニアの頻度やサルコペニアと脂肪量や骨量などとの関係において新たな知見を得たが、指導における医療従事者の不足が課題となった。
今般、新たな取り組みとして、2022年から2024年にかけてアフラックおよびゼネラが参画し、AIやIoTなどのデジタル技術を導入する。その第一弾として、鏡型のIoT機器「アフラックミラー※3」を地域住民に配備し、前プロジェクトで課題認識した栄養指導や運動指導への医療従事者の不足を解消する。さらに、ミラーが生み出す新たな情報とコミュニケーションにより、家族や近隣の人々がお互いの健康を気遣う「共助型指導」の確立を目指す。アフラックは、ゼネラが製造・販売する「アフラックミラー」に保険や健康にまつわるアプリを提供することで、この取り組みを支援する。
誰もが毎日目にする鏡の利点を活かした、「日々の生活に寄り添う」デジタルテクノロジーと、共助型指導との組み合わせにより、これまで以上にサルコペニアの予防に貢献し、健康寿命の延伸を目指す。
※1.概要は別紙を参照
※2.加齢による筋肉量および筋力の低下を特徴とする症候群
※3.顔の表面温度、脈拍、肌の保湿状態などの確認や、エクササイズ動画の閲覧などができる保険・健康にまつわるアプリを搭載した鏡型のIoT機器
【わかさ健活プロジェクトの概要】
65歳以上の高齢者の割合が2020年に約35%に達した福井県若狭町において、高齢になっても若狭町で健やかに過ごすための「生活習慣」を住民の方々に提案することで、サルコペニアを予防し、介護を必要とする年齢を引き上げる取り組み