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日本生命など4社が2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算を発表

日本生命など4社は、2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の決算を発表した。
■日本生命
●決算のポイント~対20年度で増収・増益、資産運用収支も増加
・保険料等収入は対前年度1.0%増の4兆3,079億円。活動量の増加による営業職員および代理店チャネル向け商品の販売増加および団体年金の増加により増収となったものの、19年度4兆5,261億円と比べると減収。
・基礎利益は対前年度21.3%増の7,966億円。企業業績の回復による株式配当金および投信分配金の増加により増益となった。
資産運用収益は、2兆0,869億円(同1,221億円増)。株式配当金および投信分配金の増加を受けた利息及び配当金等収入の増加を主因に増加。
資産運用費用は、2,562億円(同287億円増)。有価証券売却損の増加により増加。
・ソルベンシー・マージン比率は1,059.7%。劣後ローン調達等を通じた自己資本の強化に伴い、対前年度で増加。
有価証券の含み益は10兆6,789億円(同1兆6,361億円減)。内外金利の上昇を受けた国内債券および外国証券の含み益の減少を主因に対前年度で減少。
■大樹生命
●決算のポイント~2021年度決算は、増収・増益
・保険料等収入は、一時払外貨建養老保険の販売増加を主因に増収し、対前年度13.0%増の4,986億円。
・基礎利益は449億円(同40.1%増)。国内株式配当金の増加等により利差損益が改善したこと、外貨建保険の最低保証に係る責任準備金の戻入により、危険差益が増加したことから増益。
・ソルベンシー・マージン比率は、金利上昇に伴う有価証券の含み益の減少および劣後債務残高の削減等により、前年度末から194.4ポイント減少の980.8%
■ニッセイ・ウェルス生命~対前年度で増収・増益。
保険料等収入は、対前年度23.8%増の3,501億円。米ドル建商品の販売が増加したことを主因に増収。
基礎利益は、対前年度29.2%増の375億円。外国証券配当等の増加により増益。
■はなさく生命~対前年度で増収・減益。
保険料等収入は、対前年度101.4%増137億円。保有契約の着実な拡大に伴い、増収。
基礎利益は、事業拡大による事業費等の支出増を主因に▲189億円の減益。

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