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第一フロンティア生命、運用ポートフォリオにおける温室効果ガス排出量削減に係る2025年目標を設定

第一フロンティア生命は(以下、「同社」)、運用ポートフォリオにおける温室効果ガス(以下、「GHG」)排出量削減に係る2025年目標を設定致した。
同社は、資産運用分野におけるESG取組みを通じて、中長期的な投資リターンの獲得と社会課題の解決への貢献を目指している。
今般、取り組むべき重要課題である気候変動対応への一環として、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、運用ポートフォリオにおけるGHG排出量削減に係る2025年目標を設定致した。
<目標>
指標:保有1単位当たりのGHG排出量(インテンシティ)※1
目標水準:▲15%(2025年3月末)
基準年:2021年3月末対比
指標については、運用ポートフォリオの残高増減に左右されず、実体的な削減取組みを表すのに適した指標として、「保有1単位当たりのGHG排出量(インテンシティ)」を採用する。
目標水準については、2050年までの排出量ネットゼロに向けた当初4年間のマイルストーンとして設定している(以降5年毎に目標を設定する予定)。
<対象資産>
排出量データが把握可能な「国内外の社債」とする。また、対象範囲(scope)※2はscope1、scope2とする。
<施策>
目標達成に向けては、ESG対話を通じた、投資先企業が掲げる削減目標の達成促進、および更なる削減の後押しを主軸にする。従前より同社は、建設的な対話を実施しており、世界的なイニシアティブである「ClimateAction100+」にも参画している。今後も対話を推進するとともに、特に排出量の多い投資先に対しては、目標設定水準の引き上げを促していく。
また、企業の脱炭素化に向けては、金融面からのサポートが必要と考えている。そのため、同社は対話の実施だけではなく、運用収益の確保を前提とした上で、トランジションボンド等への積極的な投資により、低炭素社会への移行に向けた資金供給も実施していく。
なお、2050年に向けて、社会全体で低炭素化を目指していく必要があると考えていることから、排出量の多い企業への投資抑制等については補完的な方策と位置づけ、企業の取組計画や進捗を中長期的な目線で確認の上、検討する。
※1 運用ポートフォリオの排出量÷運用ポートフォリオの残高(運用ポートフォリオの排出量は、投資先の排出量のうち同社持ち分相当を合計して算出)。
※2 scopeとは、GHGプロトコルが定める、事業者のGHG排出量算定報告基準における概念であり、以下を指す。
・scope1:事業者自らの直接排出
・scope2:他社から供給された電気などの使用に伴う間接排出
・scope3:scope1・2以外の間接排出(=自社の活動に関連する他社の排出)

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