生険協会、生命保険会社の資産運用を通じた「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取組み
生険協会は、株主・投資家の立場から、企業価値向上に向けた取組みとして、株式市場活性化と持続可能な社会の実現を企図した2021年の活動内容等につき、企業(上場企業1200社)および投資家(生命保険会社等の機関投資家202社)に対してアンケートを実施した。今般、当該アンケートに基づき、提言をとりまとめた報告書を作成した。なお、本取組みは、1974年度より48年間に亘り毎年実施している。
◆2021年度の報告書のポイント
1.新型コロナウイルス感染症の拡大の影響
・約6割の企業がESG取組みの重要性が増したと回答
・「ビジネスモデルの転換」を選択した企業は約2割に留まる一方、投資家は約4割と今後重視する取組みに企業・投資家の間で認識のギャップが存在
2.カーボンニュートラルの実現に向けて
・企業・投資家ともに、自社における「2050年カーボンニュートラル」の達成可能性が「高い」とした割合は1割以下に留まる
3.株主還元拡大
・約8割の投資家は、株主還元・配当水準に対して十分に満足しておらず、コロナ禍前後で投資家のスタンスに変化は見られず
https://www.seiho.or.jp/info/news/2022/pdf/20220415_4-all.pdf