プルデンシャル生命、「営業学」の寄付講座をリニューアル
プルデンシャル生命は、2015年度から複数の大学で開設していた「営業学」の寄付講座について、2022年度にプログラム内容をリニューアルすることとした。今年度は早稲田大、中央大、慶應義塾大、明治大の4大学で開設する。
本講座のテーマは「営業を科学する」である。同社の現役ライフプランナー(営業社員)や支社長などの営業管理職、執行役員などが講師となり、自らのセールス経験に基づいた実践的な講義を行う。営業に必要なスキルや意思決定のメカニズム、セールスプロセスといった基本的なノウハウに加え、今年度は新たに「オンラインセールス」や「AI時代におけるセールスパーソンの役割」など、現在の社会環境をふまえた内容の講義も実施し、営業職の醍醐味や心構え、人間的成長といった面についても体系的に講義する予定である。
同社はこれからも将来の日本を担う人材育成の支援を通じて、社会に貢献していく。
■リニューアルの背景
近年のSNSの普及やAI活用の広まり、また新型コロナウイルス感染拡大に伴う「新しい生活様式」が定着する中で、セールスパーソンを取り巻く環境はこれまでになく大きく変化した。学生の興味関心も高いことから、約1年をかけて環境変化に応じたプログラムに進化させ、学生に「営業の今」を伝えるようにした。
■リニューアルのポイント
・コロナ禍によりネットショッピングの利用者も増える中、営業職という「人」が介在することに、どのような意義価値があるのかを伝えるプログラムとなっている。
・営業が売るのは「問題の解決策」である。お客さまの役に立つために、単にスキルノウハウだけでなく、契約後のアフターフォローや顧客体験(CX)の重要性についても講義を行う。
・コロナ禍において、いち早くオンラインセールスを取り入れた同社のライフプランナーが、その有用性や対面セールスとの違いなどについて講義する。
・営業活動におけるAIとセールスパーソンの役割について、専門家による講義を行う。