日本生命、豪州での鉄道保守運営プロジェクトに融資
日本生命は、豪州ニューサウスウェールズ州で鉄道保守運営プロジェクト(以下「同プロジェクト」)を実施するReliance Rail Finance Pty Limitedに対し、250百万豪ドル(約205億円)のシンジケートローン(以下「同融資」)を実行した。同融資は、同社にとって初めてのプロジェクトファイナンスにおけるサステナビリティ・リンク・ローンとなる。
同プロジェクトは、ニューサウスウェールズ州シドニー市で運行されている鉄道車両の入替や保守運営を行う官民連携プロジェクト(PPP)であり、同プロジェクトを通じて旅客輸送のキャパシティの拡充や車両の安全性・利便性の向上、バリアフリー化の充実などを実現する。
また、同融資は、サステナビリティ・リンク・ローンとして、借り手の経営戦略に基づくサステナビリティ目標と連携したサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」)を設定し、金利などの借入条件をSPTsに連動させることで、借り手の目標達成のインセンティブを高め、環境・社会面で持続可能な経済活動と成長を促進し、支援することを目指す。
同社は、生命保険会社としての使命や公共性を踏まえ、環境や地域・社会と共生し、経済・企業と安定的な成長を共有していく観点から、ESG投融資を強化しており、同融資もその一つと位置付けている。
今後も、持続可能な社会の実現への貢献と契約者利益の一層の拡大を目指し、ESG投融資に取り組んでいく。
<案件概要>
企業名 Reliance Rail Finance Pty Limited
実行日 2022年2月28日
同社融資額 250百万豪ドル(約205億円)