住友生命、ユカイ工学、モシーモ、三菱総研による「夫婦の明るい子育て応援サービス」取組みが始動
住友生命は、は、ユカイ工学株式会社、株式会社モシーモ、株式会社三菱総合研究所(以下「三菱総研」)と、家事育児で大変な毎日を明るく活き活きとしたものにするために、妊娠期から産後3か月までの世帯を中心とした子育て応援サービス(以下、「本サービス」)の実装に向けた取組みを始動する。
また、今般、協業先のユカイ工学との連携を強化すべく、CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)ファンド「SUMISEI INNOVATION FUND」(以下「本ファンド」)からの出資を決定した。
1.本サービス検討の背景
乳幼児を育てる夫婦は、心と身体に多くの負荷を抱えている。産前産後の母親のうち、10人に1人はうつ病の可能性があると言われており※1、その母親の多くが、自身が危険な状態にあることを認識できていないという結果も明らかになっている※3。
また、コロナ禍の影響により、産後うつの可能性がある母親は増加している※2。父親の産後うつ(パートナーの妊娠期から産後1年までの期間における父親のメンタルヘルス不調)にも近年注目が集まっており※3、大きな社会課題になっている。
住友生命では、こうした社会課題を解決するため、日々の家事・育児の負荷や不安、ストレス等を解消する子育て応援サービスの実装を検討してきた。
※1 公益社団法人日本産婦人科医会のホームページより。
※2 NHKNEWSWEB母親の「産後うつ」コロナ影響で倍増のおそれ研究者調査より。
※3 父親の産前・産後のうつの実態とその支援医学会新聞(看護号):第3405号より。
2.本サービス実装に向けた取組みについて
住友生命は、三菱総研が運営する未来共創イニシアティブ(ICF)の共創会員として2019年から参画し、「産後うつを未然に防ぎ明るい子育て生活を応援する」というコンセプトのもと、三菱総研、ICFのスタートアップ企業会員であるユカイ工学、モシーモと共に検討を重ねてきた。
まずは、出産前後の子育て世帯に本サービスを体験し、効果等の検証を行うべく、実証実験の実施を予定(2022年8月頃)している。
3.ユカイ工学への出資の背景
ユカイ工学のファミリーロボット「BOCCOemo」が本サービスの目的に有用であると考え、連携を強化すべく本ファンドからの出資を決定した。今後、本サービス以外の住友生命が検討する様々なWell-beingサービスにおいても、更なる事業共創に向け協業していく。