明治安田生命、アフリカ開発銀行が発行する「All 5-High 5s theme bonds」に世界初の投資
明治安田生命とアフリカ開発銀行(The Africa Development Bank)は、アフリカ開発銀行が取り組む5つの最優先開発分野“High 5s”すべてを同時に投資対象とした、世界で初めての「マルチ型のHigh 5s案件」について、総額1億3000万ニュージーランドドル(約100億円)全額を明治安田生命が購入した。取扱証券会社には、バークレイズ証券が指名された。
アフリカ随一の開発金融機関であるアフリカ開発銀行は、アフリカ大陸の持続可能な経済成長と社会的発展を促進するために1964年に設立された。域内加盟国の貧困の削減と生活水準の向上を使命としている。
“High 5s”(ハイ・ファイブズ)とは、アフリカの人々の生活に変化をもたらし、ひいては国連が策定した持続可能な開発目標(SDGs)の達成にもつながるという点で、1.アフリカの電化、2.食料増産、3.工業化、4.地域統合、5.生活の質の向上、の5つを、アフリカ開発銀行のプロジェクトにおける戦略的最優先分野“High 5s”として定めたもの。本債券の発行により調達された資金は、アフリカ開発銀行の融資基準に基づいて、これら5つの分野それぞれのプロジェクトへの融資案件に活用されるよう最大限の努力が払われる。
明治安田生命は、「ESG投融資方針」に則り、資産運用業務においては、国連責任投資原則(PRI)への署名などを通じて、ESGの観点を投融資の意思決定に組み込むことを推進している。引き続き、ESG投融資を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する資産運用を実施していく。