第一生命ホールディングス、豪州子会社TALによる豪州WestpacLife社を子会社化(孫会社の異動)
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第一生命ホールディングスの豪州子会社であるTALDai-ichiLifeAustraliaPtyLimited(以下、「TAL」)は、豪州WestpacBankingCorporation(以下、「Westpac社」)グループにおける生命保険会社WestpacLifeInsuranceServicesLimited(以下、「WestpacLife社」)を買収すること(以下、「本買収案件」)について、2021年8月8日(日本時間)付で株式売買契約およびWestpac社の豪州における銀行ネットワークを通じた生命保険販売を可能とする20年間の独占販売提携契約等を先方との間で締結することを決定した。
なお、本買収案件により、WestpacLife社は同社連結子会社(孫会社)及び特定子会社となることを発表した。
1.本買収案件の目的
TALグループは、豪州の保障性商品市場で第1位のシェア(保有年換算保険料ベース)を有し、アドバイザー・ダイレクト・ホールセール等の販売チャネルを通じて、豪州のお客さまへ商品およびサービスを提供している。
Westpac社は、豪州で最も古い歴史がある銀行であり、豪州やニュージーランドを中心に、個人・法人・機関投資家向け銀行サービス、ウェルスマネジメント事業等を幅広く展開し、優良なブランドと約1,400万人以上の強固な顧客基盤を有している。Westpac社は、この度買収対象となるWestpacLife社を通じて豪州全土で生命保険事業を展開しており、「Westpac」、「St.George」及び「BT」といったブランドを通じて定期保険・高度障害保険・所得補償保険を販売している。
TALグループでは、より多くのお客さまのライフサイクル・ニーズに合った商品を提供するために商品多様化や販売チャネルの拡大に取り組んでおり、本買収案件および独占販売提携契約の締結で可能となる、Westpac社が有する顧客基盤へのアクセスにより、豪州における事業の拡大を図っていく。
また同社グループは、2021-23年度中期経営計画「Re-Connect2023」において、海外生保事業分野では「既存進出国における利益貢献の拡大と更なる成長」を掲げている。本買収案件はこれに向けた取り組みの一環であり、保険リスク中心のリスクテイク拡大による資本コスト低減や利益成長に資するものと考えている。
2.本買収案件のスキーム
Westpac社の100%子会社であるWestpacFinancialServicesGroupLimitedが保有するWestpacLife社の全株式をTALが取得する方法で実施する予定である。