明治安田生命、欧州投資銀行が発行する「クライメイト・アウェアネス・ボンド」に投資
明治安田生命は、欧州投資銀行が発行するクライメイト・アウェアネス・ボンド(ClimateAwarenessBond、以下「CAB」)に130百万豪ドル(約105億円)を投資した。
本債券による調達資金は、気候変動を緩和するプロジェクトに充当され、温暖化ガスの排出低減、除去、また、それらを可能にする技術や製品のイノベーションを通じ、大気中の温暖化ガスを安定化させることでパリ協定において定められた長期目標(注1)の達成に貢献する。本債券のプログラムは、これらのプロジェクトの取組みを通じ、気候変動問題への認知度向上をめざしている。
同社は、「ESG投融資方針」(注2)に則り、資産運用業務においては、国連責任投資原則(PRI)への署名などを通じて、ESGの観点を投融資の意思決定に組み込むことを推進している。引き続き、ESG投融資を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する資産運用を行なっていく。
【本債券の概要】
発行体:欧州投資銀行(EIB)
発行体概要:
・EU域内を中心とした産業および中小企業の国際競争力の向上、環境保全、エネルギーの安定供給に貢献する事業への融資を行なう世界最大の国際金融機関の一つであり、気候変動ファイナンスにおいて最大の資金供給を推進
・2007年に世界で初めてCABとしてグリーンボンドを発行し、2020年末のCABの現存額はユーロ換算で337億ユーロ、調達資金は57か国266プロジェクトに投資
社債の発行・購入額:130百万豪ドル(約105億円)
資金使途:
ICMA(国際資本市場協会)グリーンボンド規則に準拠し、気候変動抑制に大きく貢献する以下のプロジェクトに対する貸付
・再生可能エネルギー関連
・エネルギー効率化関連
・低炭素技術の研究、開発、展開
・鉄道施設、車両の電化、電気バス
払込期日:2021年2月19日
償還期限:2036年2月19日(15年)