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ライフネット生命、がん経験者へのアンケート調査2020を公開

ライフネット生命は、認定NPO法人キャンサーネットジャパンの協力を得て、がん経験者へのアンケート調査を実施した。
本調査は、がん経験者に、「生活面」「仕事面」「経済面」などの実態や悩みについて調査したもので、2017年に実施したがん経験者へのアンケート調査に次ぐ、2回目のアンケート調査となる。
今回は、直近のコロナ禍でのがん治療や生活・働き方の変化、また、3年前と比べ、がん治療と仕事の両立の実態の変化などを中心にとりまとめた。
■■調査概要■■
・調査タイトル:「ライフネット生命保険がん経験者へのアンケート調査2020」
・調査対象:直近3年以内のがん罹患経験者804名
・調査方法:ウェブアンケート
・調査地域:全国
・調査実施時期:2020年10月
・調査協力団体:認定NPO法人キャンサーネットジャパン
~アンケート調査結果概要~
-コロナ禍での変化-
■コロナ禍でのがん治療の変化(今回初調査)
・「コロナ禍で、がん治療に変化があった」と回答した人は26%
・「検査や投薬が延期になった」「入院中、家族と面会ができなくなった」「公共交通機関での通院ができなくなった」という声も
■コロナ禍での日々の生活・働き方の変化(今回初調査)
・「コロナ感染による重症化リスクのため、外出には細心の注意を払う必要が生じている」
・「医療職や人と接する仕事など、業務上の感染リスクから、治療と仕事の両立が困難で、休職や退職せざるを得ない」というケースも
・「コロナ禍で、消毒やマスク着用が当たり前になり、居心地の悪さが無くなった」という声も
-仕事面-
■がん罹患後の仕事復帰(今回初調査)
・「がん罹患後に、仕事復帰した」と回答した人は55%
・「がん罹患後も、休職や退職をせずに働き続けている」と回答した人も19%存在
■がん罹患後の仕事への意識変化(継続調査)
・7割が「ライフワークバランスへの意識が高まった」
・「周囲のスタッフへの気遣いの意識が高まった」と回答した人も47%
■企業のがん経験者への治療と仕事の両立支援「制度」と「風土」(継続調査)
・勤務先で「サポート制度自体がなかった」と回答した人が40%(前回43%)
・「制度があっても、利用できない雰囲気があった」と回答した人が27%(前回30%)
■がん経験者が求める「働きやすい環境づくり」への改善や工夫(継続調査)
・移動がつらいため「テレワーク」を
・放射線治療などで毎日通院するために「時間休暇」を
・在宅勤務など、「周囲にがんになったことが知られないような環境づくり」を
-経済面-
■がん罹患前後の収入差(継続調査)
・がん罹患後、「平均で22%収入が減少」という結果に(前回20%)
■収入減少に至った理由(継続調査)
・収入減少の理由は、「休職」「業務量のセーブ」「退職」がTOP3(前回同様)
■収入減少後の経済面での困りごと(継続調査)
・2人に1人が「本人や家族の生活費」「医療費」で苦労した(前回同様)
・「食事の用意ができないため、宅配やネットでの買い物が増えた」
・「将来の教育費としていた貯蓄を切り崩した」という家庭も

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