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第一生命、ワーケーション等の推進に基づく関係人口創出・拡大に向けた連携協定を締結

第一生命と帯広市及び十勝シティデザイン株式会社(以下「十勝シティデザイン」)は、2020年11月16日、帯広市におけるワーケーション等の推進に基づく関係人口(※1)創出・拡大に向けた連携協定(以下「本連携協定」)を締結した。
(※1)関係人口:特定の地域に継続的に多様な形で関わる者を指す(定住者・一時的な訪問者等は含まない)。
1.本取組について
新型コロナウイルスの感染拡大により新しい働き方などが広まる中、情報通信技術を活用して普段の居住地などから離れ、リゾート地などで仕事を継続しながら(以下「リモートワーキング」)、その地域ならではの活動(休暇、地域交流、ローカルイノベーション創出等)を行う「ワーケーション」に関心が高まっており、地方圏における関係人口の増加の流れを生み出す手段として注目されている。
本連携協定では、全国に先駆け、第一生命が帯広市の中心市街地内に保有する不動産を活用し、帯広市、第一生命及び帯広市内でHOTELNUPKA(ホテルヌプカ)を運営する十勝シティデザインの三者で「ワーケーション」などを通じた関係人口拡大の推進や地域での暮らしの情報発信等による地域活性化に取り組んでいく。
2.本連携協定に基づく主な取組内容
①コワーキングスペースの提供(1階エントランスを活用)
第一生命が帯広市内に保有する築45年のオフィスビル(以下「本物件」)を全館リニューアルするに当たり、本物件の2・3階において、十勝シティデザインが既存ホテルの別館に相当するホテルの開業を計画している(2021年春予定)。本連携協定において、第一生命及び十勝シティデザインは、本物件の1階エントランスエリアを地域へ開放し、リモートワーキングに適したコワーキングスペース(※2)として、新規開業ホテルの利用者だけでなく、地域住民及び地域外からの訪問・滞在者も無償で利用できる施設とする。
(※2)オープンなコワーキングスペースに加え、秘匿性の高い会話が可能となるオンライン会議用の個室ブース3室を設置する。
②地域での滞在や暮らしに関する情報発信(1階エントランスを活用)
本物件1階エントランスのコワーキングスペース内で、十勝・帯広の観光情報や地域の暮らしに関する情報を発信し、ワーケーション利用客の「仕事」と「旅」をつなぐ場、地元住民との交流の場となることを目指す。これまでの情報発信手法とは一線を画し、リーフレットなどの紙ベースではなく、壁面に多様なイラストマップやQRコード集を掲示し、利用者のスマートフォンやタブレットなども利用して、インターネット経由で多様な情報(動画、画像、ブログなど)を得られる空間とする。
③ワーケーションや移住の促進に向けたセミナーなどの開催(1階会議室を活用)
第一生命は、本物件1階の同社会議室スペースの未利用時間帯を活用し、帯広市・第一生命・十勝シティデザインが共同若しくは各自で、ワーケーションや移住の促進に向けたセミナーやイベントなどを開催できるよう施設を原則無償で提供する。当該セミナー等の開催に当たっては、オンライン配信技術を活用し、首都圏居住者など地域外の方々も対象として配信を行う予定である。
この新たな拠点を中心に、今後、本連携協定に定める項目において、緊密な相互連携と、協働による活動を実現することでワーケーション等の推進に基づく関係人口創出・拡大を目指していく。
(※3)本資料中の記載・イメージパース等は計画段階のものであり、今後変更が生じる可能性がある。
(参考1)本連携協定の内容
(1)ワーケーションを通じた地方活性化に関する事項
(2)スタディケーション(※4)を通じた地方活性化に関する事項
(3)インバウンド需要喚起を含む観光振興に関する事項
(4)地域資源や地域での暮らし等の情報発信に関する事項
(5)その他、関係人口、交流人口の創出・拡大等に関する事項
(※4)スタディケーション:勉強(Study)と休暇(Vacation)を組み合わせた造語で、ワーケーションの要素を授業に組み入れたもの。学校や居住地から離れ、地域交流等を通じ学習するもの。
(参考2)物件概要
所在地   北海道帯広市西1条南10-18
主要用途  オフィス、ホテル
規  模  階数:地上6階建、延床面積:約2,600㎡
構  造  RC造(一部SRC造)
竣  工  1974年11月(築45年)、リニューアル完了:2021年4月(予定)
(参考3)協定者について
[帯広市]
人口約16.6万人。国内の食料供給基地である「十勝地域」の中核都市。「食と農林漁業」を柱とした地域産業政策「フードバレーとかち」を旗印に、まちづくりを展開。近年は、創業・起業施策に力を入れており、イノベーションを創発し、創業・起業に結びつける「十勝・イノベーション・エコシステム」を進めている。「とかち帯広空港(市街地から車で約30分)」から羽田空港へは約1時間半とアクセスに優れる。また、国内屈指のアウトドアフィールドを持つなど、ワーケーション利用者を受け入れる素地を持つ。

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