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明治安田生命、スウェーデン政府の国民年金基金保有不動産会社VasakronanABが発行する「グリーンボンド」に投資

明治安田生命は、「VasakronanAB」(以下、「ヴァサクロナン」)が発行するグリーンボンド(注1)に80百万オーストラリア・ドル(約61億円)を投資した。
スウェーデンの4つの国民年金基金が100%保有する、北欧最大級の不動産会社であるヴァサクロナンは、2009年以来、保有ビルのエネルギーパフォーマンスの改善に取り組んでおり、2013年11月に事業会社からの発行では世界初となるグリーンボンドを発行した。
本債券の調達資金の一部もしくは全ては、ヴァサクロナンの「グリーン・ファイナンス・フレームワーク」に基づき、低炭素化や気候変動の影響に対処するためのグリーンビルディングの建設および修繕、省エネ設備の導入および太陽光発電等のグリーンビルディング事業、再生可能エネルギー事業に充当される予定である。
同社は、「ESG投融資方針」(注2)に則り、資産運用業務においては、国連責任投資原則(PRI)への署名などを通じて、ESGの観点を投融資の意思決定に組み込むことを推進している。引き続き、ESG投融資を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する資産運用を行なっていく。
【本債券の概要】
発 行 体      VasakronanAB
社債の発行・購入額  80百万オーストラリア・ドル(約61億円)
資金使途
①照明・HVAC(暖房、換気、および空調)の機器向上や大規模改修による建物のエネルギー効率の改善
②再生可能エネルギー発電力を備えたビルおよび/または太陽光、風力、地熱電源に分散可能な再生可能エネルギー供給網を備えたビルの建設
③再生可能エネルギーの購入
④熱エネルギー貯蔵、バッテリーとデマンドレスポンスシステムを備えることによるピーク電力の低減
⑤廃棄物管理によるリサイクル率向上
⑥雨水の確保・再利用、屋上に植生・緑の導入、造園における飲料水の未使用、水道メーター・モニターシステムの配置による、飲料水の消費/廃棄の最小限化
⑦電気自動車の充電スタンドや自転車施設の設置によるクリーンな交通インフラの整備
⑧今後50年以内に推定される気候変動を基に、気候変動リスクの分析および気候変動へのビルの適応(例:より大きな積雪に耐える屋根の増設や、雨水の適応容量の増加等)
払込期日      2020年8月26日
償還期限      2030年8月26日(10年)
アレンジャー    SMBC日興証券株式会社
(注1)本債券は、第三者認定機関であるTheCenterforInternationalClimateResearch(CICERO)社よりセカンドパーティ・オピニオンを取得し、国際資本市場協会(ICMA:InternationalCapital
MarketAssociation)が公表する「グリーンボンド原則2018(GBP)」の基準を満たす発行に該当することを確認済み
(注2)2020年5月22日付ニュースリリース「ESG投融資方針の公表について」
https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2020/pdf/20200522_05.pdf

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