新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

楽天生命、2019年度決算の公表

楽天生命は、同社の2019年度(2019年4月1日~2020年3月31日)の決算について公表した。
今期は、新契約年換算保険料(5,315百万円)(*1)、経常利益(3,938百万円)、当期純利益(4,124百万円)、ソルベンシー・マージン比率(1,886.4%)などの主要指標が過去最高となった。
新商品については、4月より「楽天生命医療保険 1095α」、10月より「楽天生命スーパー医療保険 戻るんです」の販売を開始した。また 2018 年より引き続き、ブランド認知度向上を目的として東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地ネーミングライツ「楽天生命パーク宮城」の実施など、広告宣伝活動も行った。12 月からは、楽天エコシステムによる募集経費の削減効果等を楽天会員である保険契約者に還元することで、保険料支払額の 1%分の楽天ポイントの付与を行うポイントプログラムを開始した(*2)。各種取り組みの効果は着実に現れており、ペーパーレスを推進することにより、事業費の削減やお客さまの利便性向上を実現するなど、今後の収益拡大に向けた事業計画は予定どおり進捗している。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、新契約はマルチチャネル展開を行うなどしており、本決算についての影響は限定的である。
■主要業績■
新契約指標:各種新商品販売開始の効果により、個人保険の新契約年換算保険料は5,315百万円(前年同期比14.2%増)となった(*1)。
保険料収入:保険料収入は30,348百万円(前年同期比2.3%増)となった。なお、共済商品区分(*3)を除く生命保険契約については、医療保険や定期保険といった主力商品や団体信用生命保険などの販売により保有契約が増加し19,655百万円(前年同期比19.2%増)となった。
基礎利益/当期純利益:成長投資を継続して行う一方で、ペーパーレスの推進、事務の自動化等による事業費の削減等を進めていることから、基礎利益は対前年同期から848百万円改善し△1,471百万円(前年同期実績△2,319百万円)、当期純利益は4,124百万円(前年同期実績△2,119百万円)となった。
なお、会社法会計とは別に、経営管理の指標としているIFRS(国際財務報告基準)においては、当期純利益(税引前)5,577百万円となった(前年同期比86.3%増)。
ソルベンシー・マージン比率:前年度末から998.9ポイント増加し1,886.4%となった。引き続き充分な健全性を維持している。
*1 楽天株式会社が一定の条件を満たした楽天会員に提供している1年定期ガン保険(楽天ミニ保険 ガンプラン)を加えた場合、新契約年換算保険料は5,411百万円(前年同期比14.0%増)となった。
*2 詳しくは楽天生命の公式ウェブサイトより確認できる。
*3 共済商品区分についての新規募集は停止中。 

関連記事(保険業界ニュース)

生保

楽天生命、「楽天保険の総合窓口」が契約者ページに対話形式のAIチャットボット機能を提供開始

生保

FWD生命、2023年度第3四半期の業績発表

生保

イオン・アリアンツ生命、2023年度第3四半期業績を発表

生保

日本生命、連結業績予想を上方修正

損保

トーア再保険、2024年3月期第3四半期業績を発表

生保

日本生命、2023年度第3四半期報告を発表

損保

ソニー損保、2024年3月期第3四半期決算概要を発表

生保

メットライフ生命、2023年度第3四半期報告を発表

生保

マニュライフ生命、2023年度第3四半期報告を発表

損保

損保協会、29社の令和5年9月中間期損保決算概況を発表

関連商品