アクサ生命、「健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500)」に認定
アクサ生命は、2020年2月、経済産業省が制度設計し、日本健康会議が認定を行う「健康経営優良法人・大規模法人部門(ホワイト500)」に選定された。
また、総合評価においては健康経営度調査の回答企業の「上位10%以内」となり、経済産業省が発行する選定企業紹介レポートでは、「健康経営を進める企業の手本となっている企業」として紹介されている。
健康経営優良法人認定制度は、2017年にスタートし、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度である。これまで健康経営優良法人(大規模法人部門)全体を通称「ホワイト500」としていたが、健康経営の質の向上と普及促進の観点から、今年度より、健康経営度調査結果の上位500法人のみが「ホワイト500」として認定されることとなった。
同社は、お客さまを守るという生命保険会社としての使命を果たすため、2015年4月に「健康宣言」を行い、健康経営を経営戦略に組み込んで、社員自らが心身ともに健康で健全に働ける会社を目指して取り組みを進めている。また、全国の商工会議所や地方自治体、協会けんぽ支部などの団体とも協働し、健康経営の導入・実践支援を進め、企業経営者・従業員とその家族の健やかで充実した人生の実現と、企業・地域社会の持続的な発展の実現に向けた取り組みを進めている。加えて、AXAグループおよび同社の投資活動においては、企業のESGの状況を評価して投資判断に組み入れているが、健康経営への取り組みもESG評価の1項目として採用している。
アクサ生命は、今後も健康経営を「企業の持続可能性を高める取り組み」と位置づけ、従業員にとって健康で働きやすい職場づくりに努めていく。また、生命保険会社としての社会的責任を果たす上で重要な施策として、健康経営の普及啓発を、地域に根差した多様なステークホルダーと協働して推進していく。
[従業員の健康増進に向けた取り組み]
1.推進体制について
CEOはCHO(チーフ・ヘルス・オフィサー)として、トップ自らが自身や社員の健康についてメッセージを発信し、健康意識の向上を牽引する。また、全ての管理職者は「健康推進マネージャー」として、健康推進施策であるアクサ・ウェルネス・プログラムの各アクションに主体的に参画し、チームへの健康経営を推進する。
2.これまでの取り組み
(1)「アクサ・ウェルネス・プログラム(AWP)」
2018年より社員に行動変容アンケートを実施し、生活習慣・行動変容の課題を洗い出し、これを基に、「運動」・「食事」・「メンタルヘルス」・「がん対策」の4本を柱とした社員向けの健康経営施策である「アクサ・ウェルネス・プログラム(AWP)」を制定し、各アクションを実行してきた。特に社員向け健康教育である「HealthKIOSK」の実施には産業医をはじめ、マネジメント層が積極的に関与し、全国各地で開催している。
これらの取り組みが高く評価され、2019年に「健康優良企業金の認定」の取得につながった。
(2)「健康管理ガイドライン」制定
2019年1月には「健康管理ガイドライン」を制定し、「健康診断の早期受診」や「健康診断の2次検査」、「特定保健指導」受診の義務化、「長時間労働の抑制」、「禁煙」など7つのアクションを特定し、社員一人ひとりが健康に関して意識を高め、主体的に取り組める社内環境づくりに努めている。
3.今後の取り組み
管理職者が「健康推進マネージャー」としての役割を持ち、各部署での健康推進を牽引していく。
また、5つの項目について以下のようにKPIを設定した。
①定期健康診断受診率100%、②二次検診受診率100%、③特定保健指導実施率55%、④喫煙率20%、⑤ストレスチェック受検率90%
※KPIは2023年度末の達成を目標としている。
KPI達成について、会社は喫煙率に対しては「オンライン禁煙プログラム」の無料提供を既に実施、二次検診受診については検査の一部費用補助を実施予定としている。
また、健康推進について組織・個人の取り組みを報告し、優れた健康アクションに対して表彰する制度(CHOアワード)を2020年に新設した。
これからも行動変容や健康数の改善の施策にとどまらず、生産性の向上、社員の充実した人生設計につながるような取り組みを実施していく。