生保協会、「外貨建保険販売資格試験」を創設
生保協会では、顧客本位の業務運営を一層徹底するための取組みを推進しており、外貨建保険の苦情縮減に向け、募集人教育の向上に資する取組みを検討してきた。
このほど、同協会で運営している業界共通教育制度に「外貨建保険販売資格試験」を追加創設することを決定した。
外貨建保険に係る苦情件数は増加傾向が続いており、同協会では、これまでもお客さま説明の充実やPDCA機能の強化に取り組んできたが、今年度はさらに金融機関によるアフターフォローの強化、募集人教育の向上、適合性確認の強化といった視点で苦情縮減に向けた取組みを検討しているところである。
今般、同協会は、各募集人が外貨建保険の特性・留意点を踏まえた上で、丁寧かつ十分な説明を行うことができるよう、外貨建保険を販売する募集人に共通する「外貨建保険の販売に必要な業務知識」や「苦情縮減に資するコンプライアンス・リテラシー」の向上を内容としたカリキュラムによる「外貨建保険販売資格試験」を追加創設することを決定した。
本試験制度については、本年10月からの試験開始、および2022年中の販売資格者登録制の開始を目指して準備を進めてきた。
生命保険協会では、引き続き、生命保険事業の更なる役割発揮に向けた取組みを通じて、生命保険事業における顧客本位の業務運営の徹底に貢献していく。
※本試験制度の詳細は、本年4月を目処に同協会のホームページ等にて知らせる。