SOMPOひまわり生命、静岡県浜松市における官民合同コンソーシアムへ参加
SOMPOひまわり生命は、同社を含めた民間企業6社と共に「予防・健幸都市」の実現を目指す静岡県浜松市が組織する官民連携のコンソーシアム「浜松ウエルネス・ラボ」に参加し、2020年4月からさまざまな実証実験を開始する。
静岡県浜松市は、厚生労働科学研究班による「大都市別の健康寿命」や日本総合研究所による「政令指定都市幸福度ランキング」で第1位に輝くなど、健康寿命に大変関心が高い都市として知られている。一方で、同市は中部圏で名古屋市に次ぐ大都市圏であると同時に、中山間地域も擁し、都市圏以外におけるさまざまな健康に関する課題を抱える一面もある。
同社は、地元医師会や大学、医療機関、参画企業や地元企業などと連携して「浜松ウエルネス・ラボ」を設立し、「予防・健幸都市浜松」の実現に向けて、実証研究を通じて同市民の予防・健康づくりに貢献する取組みを開始する。
・コンソーシアムにおける同社の役割と提供する健康サービス内容
本コンソーシアムにおいて、同社は「認知機能低下予防分野」と「糖尿病予備群分野」で健康サービスを提供し、実証実験を行う予定。
《認知機能低下予防分野の健康サービス》
高齢化に伴い認知症患者の数は全国的に増加傾向にあり、認知症や認知機能低下は大きな社会的課題となっている。40代から将来的な認知症リスクが蓄積していくなかで、認知症リスクを実感する高齢層よりも手前の段階で対策・習慣化することの重要性について啓発し、健幸に結び付けることを目的とした健康サービスを提供する。認知機能チェックや正しい生活習慣アドバイスが受けられるアプリを提供し、浜松市民の認知機能低下予防習慣の定着を検証する。
《糖尿病予備群分野の健康サービス》
浜松市は、静岡県において全県比で糖尿病予備群の比率が高いことが判明している。糖尿病を患うことで、さまざまな生活習慣病への危険性が高まり、今後の健康寿命の短期化要因になるリスクをはらんでいる。そこで、糖尿病への進行を防ぐために、予備群の状態から正しい血糖コントロールの知識を身につけることを目的とした健康サービスを提供する。血糖値モニタリング機器・アプリ等を使い、浜松市の糖尿病予備群の血糖コントロール習慣の定着を検証する。
同社は、これらの実証実験の結果をふまえ、今後もお客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献していく。