第一生命、第33回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』優秀100句を決定
第一生命では、2019年9月から10月にかけて、全国の幅広い世代を対象とした、第33回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』を実施した。
20代限定企画の写真を選んで一句詠む「#フォトサラ」では、若者独自の目線で詠まれた作品が多数集まり、昨年度に続き実施した地元にちなんだ川柳を詠む「地元サラ川(ジモサラ)」にも多くの作品が寄せられ、応募総数は3年ぶりに5万句(53,194句)を突破。そんな数ある作品の中から全国優秀100句が決定した。
■日本中が熱狂、ラグビーブームはサラ川にも波及
一大旋風を巻き起こしたラグビーワールドカップ。優秀100句にも、2019年の流行語「ONETEAM」や「トライ」などのラグビー用語を使って、「家庭」や「職場」での悲哀を詠んだ句が数多く入選し、その反響の大きさを感じた。1月からジャパンラグビートップリーグも開催され再び盛り上がりを見せることだろう。
■消費税10%に、キャッシュレス利用促進のカギは20代?
2019年10月、キャッシュレス決済によるポイント還元事業がスタートし、「〇〇ペイ」などの特徴的なフレーズが使われた作品が多く入選した。作品からは、キャッシュレス決済に挑戦するも、その波に乗り切れないサラリーマンの苦労が伺えるものも。年代別のキャッシュレス決済の利用状況アンケートでは、増税のタイミングでキャッシュレス決済を利用しはじめた人は20代が特に多い一方で、キャッシュレス決済を利用したことがない人が多いのも20代。普及するカギは、若者が握っているのかもしれない。
■「老後2000万円」、「定年延長」を嘆くサラリーマンたち
令和元年は、「老後2000万円問題」が大きな話題となった。人生100年時代と言われる昨今、資産形成がますます重要なテーマになりつつある。定年延長の話題と合わせて、「定年や辞めるに辞めれぬ2000万」、「還暦はゴールじゃなくて通過点」といった川柳からは、老後への不安や定年延長への哀情がよみとれる。2020年には、国民の約3割が65歳以上となる見込みで、少子高齢化の日本にとって、高齢者の働きがより重要に。足元では65歳以上の非正規雇用者の伸びが顕著な中、2020年4月には「同一労働同一賃金」が導入され、高齢者の働き方もますます変わっていくことになるだろう。
■いよいよ働き方改革が本格始動、AIを活用した業務効率化にも期待
2019年4月より働き方改革関連法案が施行され、本格的に改革への取組みがスタート。入選句でもテレワークや時短など、働き方に関連する句が多数入選した。
また、令和元年は、経理・決算を効率化する会計ソフト会社や、名刺をデータ化して管理する会社などが上場し、世間で業務効率化に対する意識が高まる一方、入選句からは、AIの活用や会議数削減が上手くいかない、などの悩みが聞こえてきた。
■サラリーマン川柳ベスト10投票開始
1月23日(木)より、全国優秀100句の中から令和最初のサラリーマン川柳コンクールベスト10を決める投票を実施する(3月16日(月)投票締切)。
【第33回サラリーマン川柳コンクール特設サイト】
https://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html