SOMPOひまわり生命、ストレス計測アプリのリリースおよび血圧測定に関する実証実験開始、ビナー社へ出資
SOMPOひまわり生命とBinah.ai(CEO:David Maman、以下「ビナー社」)は、2020年度にストレス計測アプリをリリースすることを決定した。また、SOMPOひまわり生命は、ビナー社と血圧測定に関する実証実験を開始することを合意した。さらに、SOMPOホールディングスは、ビナー社に対して将来にわたる協業を強化する目的で11月1日付で出資を実施した。
1.「ストレス計測アプリ」のリリースについて
SOMPOひまわり生命とビナー社は、2019年1月にヘルスケア分野での協業を開始し、SOMPOホールディングスがイスラエル・テルアビブに設立したDigital Lab Tel Aviv(CEO:Yinnon Dolev)と共同で、ビナー社が開発したストレススコアリング技術の実証実験を行ってきた。2020年1月に開催された「CES 2020※」には、SOMPOひまわり生命とビナー社が共同で開発した、スマートフォン上での顔の撮影のみでストレス状態をチェックできる「ストレスチェックアプリ」をSOMPOひまわり生命のブースにて展示し、今後2020年度内を目安に、SOMPOひまわり生命の契約者向けにストレス計測アプリとして本格リリースする。
※2020年1月7日(火)~10日(金)にラスベガスで開催された国際見本市。コンシューマー・エレクトロニクス分野では世界最大規模。
2.血圧測定の実証実験について
ビナー社の生体データ取得技術を活用した顔の画像から血圧を測定する技術の実証実験の開始について、Digital Lab Tel Aviv とビナー社は合意した。高血圧は動脈硬化や脳血管疾患、心疾患における重要な因子であり、国内に900万人以上といわれる高血圧患者の血圧管理は重要な社会課題となっている。血圧測定には専用の血圧計が必要であるのが一般的だが、ビナー社の技術では、スマートフォンによる顔の画像から正確な血圧値の取得が期待できる。
高血圧患者だけでなく健康な方も含め、日々の血圧の把握や管理に取組んでもらうことをねらいとする。
3.出資の背景・目的
ビナー社は、独自のアルゴリズムとディープラーニングテクノロジーにより、高精度なデータ処理と分析を提供する企業であり、コアテクノロジーをヘルスケア・金融・自動車産業に展開していることから、SOMPOホールディングスの「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現に貢献できると考え、出資を決定した。