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T&Dホールディングス、米国再保険持株会社フォーティテュード社の持分を取得

T&Dホールディングスは、同社子会社のT&Dユナイテッドキャピタル株式会社(以下「TDUC社」)を通じ、米AmericanInternationalGroup,Inc.(以下「AIG社」)からクローズドブック専業保険会社であるFortitudeGroupHoldings,LLC(以下「フォーティテュード社」)の持分25%を約637億円(1米ドル=108.69円)にて取得(本取引)することに合意した。
本取引は、米TheCarlyleGroupL.P.(以下「カーライル社」)が新たに設立し運営する投資ファンドであるCarlyleFRL,L.P.(以下「カーライル・ファンド」)とともに実施するものである。
なお、本取引は、関係当局の承認が条件となり、2020年半ばの完了を予定している。また、本取引完了により、フォーティテュード社は同社持分法適用関連会社となる。本取引に伴い同社の2020年3月期連結業績への影響が生じた場合には、判明次第速やかに公表する。
フォーティテュード社は、英領バミューダ籍再保険会社であるFortitudeReinsuranceCompany,Ltd.(以下「フォーティテュード・リー社」)を傘下に置く持株会社である。フォーティテュード・リー社は、2018年にAIG社により同社の新規引受停止済みの保険契約(以下「クローズドブック」)の一部を再保険引受(受再)する再保険子会社として設立された。フォーティテュード・リー社は、AIG社由来の年金主体の長期・安定的な負債ポートフォリオを有している。
同社は、2019~2021年度中期経営計画「Try&Discover2021~共有価値の創造~」において、「クローズドブック事業」を有力な新規事業領域の一つと位置づけている。今後、同社は、カーライル社およびAIG社とともに、戦略的パートナーとしてフォーティテュード社に資本参画することで収益源泉の多様化を図っていく。また、本取引完了後、フォーティテュード社への取締役派遣や各種委員会参加等を通じ同社のビジネスに注力していく。
本取引を通じて、同社は、グループ中期経営計画で掲げる「事業ポートフォリオの多様化」の実現を目指すとともに、本件が同社の中長期的な安定成長に寄与するよう取り組んでいく。
◆詳細:https://ssl4.eir-parts.net/doc/TJ8795/ir_material/130660/00.pdf

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