FWDグループ、タイのサイアム商業銀行との間でSCBLifeAssuranceの買収協議を完了、15カ年バンカシュアランスパートナーシップを締結
FWDグループ(以下「FWD」)は11月20日、サイアム商業銀行(以下、「SCB」)との間で進めていたSCBLifeAssurancePublicCompanyLimited(「SCBライフ」)の買収協議が完了した。同時に、SCBとの間で、タイにおける15カ年のバンカシュアランスパートナーシップを開始する。本買収協議は、東南アジアの生命保険において最大規模である。
売却額は927億タイバーツ、SCBはパートナーシップ契約期間中、バンカシュアランストランザクションからの利益を共有する。FWDは、関係当局からの認可のもとに、SCBライフの社名変更とリブランディングを予定している。
契約内容に基づく保障、給付ならびにカスタマーサービスを含め、本件によるお客さまの契約への影響やサービス体制に変更はない。
SCBCEO・執行委員会委員長ArthidNanthawithayaは次のように述べている。
「FWDとの象徴的なトランザクションを締結し、長期的な生命保険バンカシュアランスパートナーシップを開始できることを嬉しく思います。今後、志を共にし、自信をもって、顧客、株主、従業員、主要なステークホルダーの皆様にベストバリューを提供してまいります。私たちは、お客さまに市場をリードする商品と、先進的なデジタルエクスペリエンスを提供し、双方の強みを結集してバンカシュアランスを次の次元へと展開することを目指します。」
FWDグループCEOHuynhThanhPhongは以下のように語っている。
「数カ月にわたり一丸となって協議に臨み、今回のトランザクションを無事、締結することができました。タイにおける私たちのジャーニーの新たな一章に期待で胸が躍ります。SCBライフの全スタッフ、募集人、お客さまを心より歓迎し、SCBとの協働を通じてビジネスの成長を実現し、お客さまに新しく、ポジティブなエクスペリエンスを提供し、究極のゴールである、人々が抱く“保険”に対する感じ方・考え方を刷新することを目指してまいります。」
15年間のパートナーシップ契約期間中、SCBとの募集取決めに基づき、FWDの生命保険商品は、同行の販売チャネルを活用し、タイ国内の顧客に販売される。FWDは、SCBの大きな顧客基盤とベスト・イン・クラスの販売ネットワークを活かし、デジタルテクノロジーの活用と革新的な商品の提供を通じてこれまでにない顧客体験の創出に一層、注力していく。
■サイアム商業銀行について
サイアム商業銀行(SCB)は、1906年に王室認可によりタイで最初の銀行として設立、タイの代表的ユニバーサルバンクである。2019年6月現在、SCBの株式時価総額は4740億バーツ、資産規模(3.3兆バーツ)ではタイ国内最大の商業銀行であり、タイ全土に支店・サービスポイントを置いている。