第一生命、長崎県と包括的連携協定を締結
第一生命は、2019年10月21日、長崎県と、地域の活性化および県民サービスの向上に寄与することを目的として「包括的連携協定」を締結した。
同社は、今後目指していく新たな価値創造を、人々のQOL(QualityofLife)向上、すなわち、「一人ひとりが望むしあわせな人生や生き方の実現への貢献」によって行うことと定めた。
そのQOL向上への貢献に向けた取組みの一環として、全国約1,300の営業拠点と、約6万名の社員というネットワークを基盤に、グループ会社である第一フロンティア生命、ネオファースト生命、第一生命経済研究所等と協力しながら、引き続き全国47都道府県と結ぶ連携協定等を通じて地域の課題解決に取り組んでいる。
長崎県とは、2009(H21)年11月に「がん検診の推進に関する協力協定」、2017(H29)年10月に「高齢者等見守り活動に関する協定」、同年2017(H29)年12月に「女性の活躍推進に関する協定」について連携協力協定を締結し、がんに関する総合的な情報提供や高齢者とその家族が安心して暮らせる町づくり、女性が働きやすい社会づくりに向けた協働に取り組んできた。
今般、連携分野を従来から大きく拡充し、10項目にわたる「包括的連携協定」を新たに締結し、緊密な相互連携と、協働による活動を更に深化させ、双方共通の思いである「地域の活性化」と「県民サービスの向上」を目指していく。
1.長崎県との「包括的連携協定」項目と「包括的連携協定」に基づく主な取組事項
(1)健康増進に関すること
・ながさき3MYチャレンジや健康長寿メイトに関する周知
・高血圧を防ぐための健康づくりセミナーの実施や生活習慣病対策としての特定健診の受診啓発
・県後援のもと、第一生命と情報提供に関する包括連携協定を締結しているナショナルセンター(国立がん研究センター・国立循環器病研究センター・国立長寿医療研究センター・国立成育医療研究センター)と共催したセミナーを行い、がん・循環器病・認知症その他長寿医療・成育医療に関する地域に根ざした情報提供を継続実施。
(2)ワーク・ライフ・バランスの推進に関すること
・女性活躍推進セミナーの実施
・県内企業に対する、働き方(女性活躍、男性の育児参加)に関するアンケート調査
(3)子育て支援・青少年育成・教育に関すること
・児童の安全対策(見守り活動等)への協力、防犯カメラの寄贈
・小・中学校の家庭科の授業で使用する、同社の消費者教育・金融保険教育教材「ライフサイクルゲームⅡ」の提供等
(4)ライフプランサポートに関すること
・県事業への参加・周知協力、県内企業の魅力発掘に関する協力等、若者の地元定着に関する連携
・イベント開催等、婚活支援に関する連携
(5)高齢者支援に関すること
・「認知症高齢者等見守り活動事業」への取り組み
・認知症予防に資すると考えられる活動等の広報の相互協力
・特殊詐欺被害防止に向けた情報発信
(6)スポーツ振興に関すること
・総合型地域スポーツクラブが実施するランニング教室等へ同社の女子陸上競技部OG等を派遣
(7)産業振興・中小企業支援に関すること
・東京の日比谷本社における物産展の開催や社内ネットワークによる販売等
(8)環境保全に関すること
・都市緑化の助成等、県民参加の地域づくり事業への取り組み
(9)県政情報の発信に関すること
・県が作成する各種広報チラシを同社の県内全域に渡るきめ細かいネットワークを活用して手渡し配布・掲示
(10)その他地域社会の活性化及び県民サービスの向上に関すること
2.これまでの各都道府県との協定の取組み
同社は、地域の課題解決に向けて、がん啓発をはじめ、高齢者見守り活動、女性活躍推進、子育て推進、警察との防犯・交通安全見守りなど、現在、全国47都道府県との協働が進んでいる。
詳細:https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2019_054.pdf