明治安田生命、「健康」に関するアンケート調査を実施
明治安田生命は、「健康」に関するアンケート調査を実施、その結果を公表した。概要は次のとおり。
●健康への意識について
(1)自身の健康状態について
・約6割の人が、「将来の自分の健康に不安を感じている」と回答
・男女別では、女性の方がより「不安を感じている」と回答(男性60.2%、女性62.1%)
特に「ストレスが溜まる・精神的に疲れる」は、女性が大幅に高い結果に(男性38.8%、女性51.4%)
・20代・30代の若い世代が、「ストレスが溜まる・精神的に疲れる」と多く回答
(2)健康管理への意識と、意識するきっかけについて
・「健康管理の意識」について、約6割の人が、「普段から健康管理に気を付けている」と回答
・男女別では、女性が、全世代で男性を上回る結果に
・さらに、「健康管理を意識するきっかけ」について、女性は、「家族や友人の病気」や「メディア等の健康情報」など、自身以外の外的情報をきっかけに健康を意識し、「予防」する人が多い結果に
・一方、男性は「自身の病気」や「定期健康診断結果」など、自身に関する出来事・結果をきっかけに健康を意識する傾向
(3)健康寿命の理想と現実について
・「現実の健康寿命(74.81歳)」と「理想の健康寿命(81.50歳)」との差は、「6.69歳」と、男女ともにもっと健康で長生きしたいと回答
・男女別では、理想と現実の差が、男性「9.76歳」、女性「6.31歳」と、特に男性が大きく乖離
●健康増進のための具体的な取組み
(1)運動・スポーツについて
・3人に2人(全体の66.8%)が、日常的に「運動・スポーツを行なっていない」と回答
・理由は、「忙しくて時間がない(30.4%)」、「何をどのようにやったらよいかわからない(16.9%)」、「一緒に運動・スポーツができる仲間がいない(13.4%)」という結果に
・一方、「行なっている人」の人気の運動・スポーツは「ウォーキング(59.9%)」、「ランニング(ジョギング)(22.8%)」、「体操(エアロビクス、ヨガなど)(20.8%)」が上位に
(2)食生活について
・4人に3人(全体の74.4%)が、「健康的な食生活を意識している」と回答
・男女別では、女性の方が、「健康的な食生活」を意識(男性68.6%、女性80.2%)
・具体的な取組みについて、男性は「糖質制限(53.3%)」が1位女性は「野菜を多く食べる(61.3%)」が1位さらに女性は、男性と比べて食事の際に「野菜を先に食べる」(男性36.8%、女性46.8%)が高いなど、健康的な食生活への意識が高い結果に
・年代別では、年代があがる程、食生活を「意識する」割合も高まる結果に
(3)睡眠について
・現実の平均睡眠時間「6.3時間」に対して、理想の睡眠時間は「7.5時間」と、あと「プラス1時間」は眠りたいとの結果に
・「睡眠時間の妨げとなっているもの」は、特に20代・30代の男性は、「深夜遅くまでゲームやテレビを視聴してしまうため」(20代:45.6%、30代:44.4%)や、「仕事が忙しく、就寝時間が遅くなるため」(20代:48.3%、30代:46.9%)が上位一方、女性は、「家事・育児に追われて、就寝時間が遅くなるため」(30代:47.4%、40代:43.5%)が上位
(4)過去の挫折経験について
・過去の健康増進への取組みについて、約半数の人が「挫折経験がある」との結果に
・挫折しないために必要なものは、「目標、計画の策定(38.5%)」、「一緒に健康増進に取り組む仲間(25.0%)」、「家族・友人からの励まし・声かけ(13.5%)」という結果に
・健康増進を「続ける」ためには、目標を立て、仲間や家族・友人と、「一緒に取り組む」ことが重要
(5)健康診断の受診状況について
・約3割の人が「定期的に健康診断を受診できていない」と回答
・定期的に受診できていない人について、男女別では女性の方が多く(男性24.4%、女性30.1%)、
職業別では、自営・自由業(41.8%)、パート・アルバイト(39.4%)、専業主婦(34.1%)が高い結果に
・女性の「定期的に受診できていない」理由については、「受診したいが仕事や家事で忙しく、時間がない」が31.1%と、男性の20.6%を大きく上回る
(6)健康増進にかける費用について
・健康増進のために「お金をかけている」人は52.1%、「お金をかけていない」人は47.5%と、約半数の人が「0円」との結果に
・男女別では、「お金をかけている」人の割合は男性49.7%に対し、女性55.2%と、健康増進に対してお金をかけている人の割合は女性の方が多い結果に
・健康増進のために利用しているものは、「ビタミン剤等のサプリメント(38.6%)」(平均3,687円)、「温泉・サウナ・岩盤浴(22.1%)」(平均3,006円)、「スポーツジム(17.7%)」(平均6,975円)が上位
(7)健康増進に対する周囲の支援、期待することについて
・約6割の人が、自分の勤め先が従業員への健康増進に「取り組んでいない」と回答
・一方、健康増進の推進のために望まれる「特典・サービス」は、「健康診断(人間ドック含む)に対する補助金(無償化含む)(52.2%)」、「健康になると特典(金銭的なメリット含む)が受けられる商品・サービス(37.3%)」、「スポーツジム利用に対する国や自治体からの補助金(33.0%)」が上位