T&Dホールディングス、フランスの資産運用会社TikehauCapital社との資本業務提携契約を締結
T&Dホールディングスは、9月2日に、フランスの資産運用会社であるTikehauCapitalSCA(以下「ティケオー・キャピタル社」)と資本業務提携契約を締結した。
ティケオー・キャピタル社は、ユーロネクスト(パリ)に上場する運用資産234億ユーロ(2019年6月30日現在)、株主資本30億ユーロ(2019年3月31日現在※2019年6月の増資を含む)を有する欧州の有力な資産運用会社である。ティケオー・キャピタル社は、主に子会社のTikehauInvestmentManagementSAS(以下「ティケオーIM社」)を通じて、機関投資家・個人投資家向けに、様々なオルタナティブ資産(プライベートデット、不動産、プライベートエクイティ、流動性資産)の運用を行っている。
本提携に基づき、同社グループのT&Dアセットマネジメント株式会社は、ティケオーIM社運用商品のうち、低金利が続くなか年金基金等の運用として関心が高まりつつある「プライベートデット」商品を、日本の年金基金等へ提供する。さらに、ティケオーIM社の他の運用商品についても日本でのマーケティングにつき協働の可能性を今後両社で検討していく。
また、この戦略的関係を一層強固なものとするため、同社グループのT&Dユナイテッドキャピタル株式会社が、ティケオー・キャピタル社へ出資を行う。
同社は、本年6月3日に公表した『T&D保険グループ中期経営計画(2019-2021年度)』において、「事業ポートフォリオの多様化」をコアビジネスの強化と並ぶ成長の柱と位置づけ、アセットマネジメント事業やクローズドブック事業等への投資を通じた収益源泉の多様化に取り組む方針としている。本件はその方針に基づく具体的な取組みとして推進していく。
同社グループでは、今後も、生命保険事業との親和性が高い事業領域への戦略的投資を通じ、中長期的なグループ収益の拡大を目指していく。