新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

第一生命、株式運用におけるESG投資を高度化

第一生命は、日本全国の約1,000万名の保険契約者の保険料を原資とした約35兆円の資産を運用する機関投資家(ユニバーサル・オーナー)として、ESG投資を積極的に推進している。このほど、ESG投資の更なる高度化に向けた取組みの一環として、1.外国株式ESGファンドのインハウス運用を開始するとともに、2.従来の未上場株式インパクト投資に加え、新たに国内上場株式においてインパクト投資を開始することを決定した。
1.外国株式におけるESGファンドのインハウス運用の開始
・アラベスク・エス・レイ(以下「アラベスクS-Ray(R)」)が算出するESGスコア(※)を使用して、ポートフォリオを構築。
・アラベスクS-Rayが算出するESGスコアを日次でモニタリングし、投資銘柄の入れ替えを検討、実施。
※世界の主要上場企業7000社超のESG関連データを日次で収集し、AIを用いてESGスコアを算出。
2.国内上場株式におけるインパクト投資の開始
・第一生命内の株式アナリストが運用収益の獲得と社会的インパクト(社会の構造変化等)の創出の両立を期待できる国内上場企業を選定。
・インパクト投資を行った企業については、財務・業績面でのモニタリングに加え、社会的インパクト創出の状況について継続的にモニタリングを実施。進捗が期待を下回る場合には、投資先企業との対話を通じて改善を促す。
同社は、中長期的な収益力向上を図るとともに、責任ある機関投資家として持続可能な社会の形成に寄与すべく、ESGインテグレーションの高度化やインパクト投資の拡充等、ESG投資に積極的に取り組んでいく。

関連記事(保険業界ニュース)

生保

第一生命、コンダクトリスク管理事務局を設置

生保少短

第一生命、第一スマート、JR東日本、Suicaの体験価値向上に向けた共創の取組みを開始

共済

JA共済連、キャットボンド「Nakama Re 2025-1」発行~地震リスクを証券化 アジア開発銀行の債券を活用した発行としては世界初~

生保

太陽生命、日本郵船株式会社が発行する「トランジションボンド」への投資を実施

生保協会・団体

生保協会、生命保険会社の資産運用を通じた 「株式市場の活性化」と「持続可能な社会の実現」に向けた取組み を公表

生保

第一生命、全国市民ランナー応援プロジェクト「Run with You」2025年度スタート

生保

第一生命、3大疾病サポート保険(団体型)取扱範囲の拡大および支払事由を改定

生保

第一生命、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」着工

生保

朝日生命、屋根置き低圧分散型太陽光発電プロジェクトファイナンスに投資

生保

第一生命、「都市の緑3表彰」の支援と募集開始