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朝日生命、国連責任投資原則(PRI)への署名

朝日生命は、2019年4月1日付で国連責任投資原則(Principles for Responsible Investment、以下「PRI」)に署名した。
PRIは、アナン国連事務総長の呼びかけにより、国連環境計画・金融イニシアティブが主導となって2006年に作成した自主的な投資原則であり、持続可能な社会の実現を目的として、機関投資家に対し、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の課題を、投資の意思決定プロセスに組み込むことを提唱する原則である。
同社はこれまでも、日本版スチュワードシップ・コードの受入れ、ならびにSRI(社会貢献)日本株ファンド、グリーンボンド、ソーシャルボンド(環境事業や社会問題の解決に要する資金を調達するために発行する債券)、および再生可能エネルギープロジェクトへの投融資などにより、責任ある機関投資家としての役割発揮に努めてきた。
今般、PRIへの署名に伴い、同社では、ESG課題を考慮した投融資の基本方針(『ESG投融資の基本方針』)を策定し、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、ESG投融資への取組みをより一層強化していく。
『ESG投融資の基本方針』
【基本的な考え方】
同社は、責任ある機関投資家として、資産運用を通じて持続可能な社会の実現に貢献すべく、それぞれの資産の特性に応じて、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の要素を考慮した資産運用を行う。
【国連責任投資原則(PRI)への取組み】
1.投資分析と意思決定プロセスへのESG課題の組み込み
収益性の確保という受託者責任を果たしつつ、各資産の投資の意思決定プロセスにおいて、ESG課題を組み込む。
2.株式所有者としての所有方針と所有慣習へのESG課題の組み入れ
「スチュワードシップ責任を果たすための基本方針」、「議決権行使の方針」に基づく建設的な対話や議決権行使において、ESG課題を反映させていく。
3.投資先企業に対するESG課題についての適切な開示の要請
投資先企業との建設的な対話において、ESG課題についての情報開示を要望する。
4.資産運用業界におけるPRI普及に向けた働きかけ
資産運用の外部委託先に対して、ESG要素を組み入れた運用を行うよう極力働きかけるなど、PRIの普及に努める。
5.PRIを実行する際の効果を高めるための協働
PRI署名企業が参集する会合への参加や署名企業間の意見交換などを通じて、PRIの定着を図り、その効果を高めるよう努める。
6.PRIの実行に関する活動状況や進捗状況の報告
同社の活動状況については、PRIのフレームワークに従い、報告する。

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