日本生命、英国での洋上風力発電プロジェクトへ融資
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日本生命は、英国イングランド地方で洋上風力発電プロジェクトを運営するFirebolt RB Holdings Limited(以下「ファイアボルト社」)に対し、200百万英ポンド(約286億円)のシンジケートローン(以下「当融資」)を実行した。なお、同社はシンジケートローンの組成段階から参加する。
当プロジェクトは、英国イングランド地方ノーフォーク州沖合において、発電容量573.3MWの大型洋上風力発電施設を運営するもので、ファイアボルト社がデンマークの大手電力会社であるアーステッド社のグループ会社と共同で実施する。英国では2020年までに発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合を31%とする目標を掲げており、当プロジェクトは、その目標達成に向けて大きな役割を果たすものである。
当融資は、2018年2月に竣工した洋上風力発電施設の安定運営のための資金を提供するものであり、長期間にわたって魅力的な利回りの獲得が期待できる。また、国内生命保険会社によるプロジェクトファイナンスの取組として最大級の規模となる。
同社は中期経営計画「全・進-next stage-」(2017-2020)において、4年間で成長・新規領域へ2兆円、ESG債等へ7,000億円の投融資を目標としており、英国における再生可能エネルギーの活用拡大を支える当融資も、その一つと位置付けている。