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第一生命ホールディングス、生命保険業界初『ニューロトラック認知機能テスト』を提供開始

第一生命ホールディングスは、米国のスタートアップ企業であるNeurotrack Technologies, Inc.(以下、「ニューロトラック」)と、日本におけるアルツハイマー病と痴呆の急速な拡大に対して共同で取り組む戦略的パートナーシップについて合意した。パートナーシップの第一弾として、ニューロトラックが開発した『ニューロトラック認知機能テスト』を、第一生命が12月18日より提供開始する「健康第一」認知症予防アプリ※1上に搭載する。なお、同社にとって海外スタートアップ企業との協働は初めての取組みである。
ニューロトラックは、2012年設立のシリコンバレー発のスタートアップ企業であり、スマホの画面を約5分間見つめることにより、独自アルゴリズム/AIが眼球運動を分析し、脳の健康状態や認知機能の状態把握に役立つツールを開発した。
<「健康第一」認知症予防アプリの『ニューロトラック認知機能テスト』概要>
動画を見ている目の動きをスマートフォンのカメラで撮影し、その撮影された動画を独自のアルゴリズムとAIを用いて解析。
脳の状態及び認知機能をチェックできる。
この技術はエモリー大学のスチュアート・ゾーラ博士達の30年以上による研究に基づいており、他の認知症テストのように人の手を介す必要がない。一方で、得られるテスト結果は医療現場で使われているMoCa※2や長谷川式※3等のテスト結果と相関性が大変高いと言われている。米国では、既に民間保険の対象としてサービス提供されており、全世界での利用人数は10万人以上にのぼる。同社は、カロリンスカ研究所※4のミーア・キビベルト博士の監修を受けている。
12月18日より『「健康第一」認知症予防アプリ』上で提供される『ニューロトラック認知機能テスト』は、米国で提供されているサービスを日本人向けにアレンジしたものである。
<「健康第一」認知症予防アプリ・認知機能チェックの取組概要> InsTech※5では、お客さまに最良のサービスを提供できるようエコシステム※6を形成し、スタートアップ・ベンチャー企業、ベンチャーキャピタル、先進技術企業などから先端テクノロジーに関する情報を幅広くタイムリーに収集・分析し、取り入れている。 今回の「健康第一」認知症予防アプリ・『ニューロトラック認知機能テスト』においても、「お客さまの認知症予防」をテーマに集結した、さまざまな業種・業態の企業とのパートナリングにより、サービス開発を行った。 同社は、国家的課題である「健康寿命の延伸」、お客さまの「健康増進」と「QOLの向上」に貢献するため、IT技術を活用した健康増進サービスを提供している。同社はニューロトラックのアプリ提供、戦略的パートナーシップ合意を機に、海外スタートアップ企業を含めた他社との連携を更に推進し、さまざまな付加価値の高いサービスを提供することで、健康長寿社会の実現に取り組んでいく。このエコシステムは協業モデルとして、国内外のグループ会社と共有し、展開することを想定している。また、今後も認知力向上・認知症進行抑制生活習慣改善プログラムの提供等を検討していく。 ※1 「健康第一」認知症アプリは、第一生命が12月18日より発売する認知症保険専用サービスとして、株式会社 QOLeadが提供する。 プレスリリース URL:http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2018_046.pdf ※2 Moca(Montreal Cognitive Assessment)とは、軽度認知機能低下のスクリーニング検査ツールである。 ※3 長谷川式とは、長谷川式認知症スケール(HDS-R)と呼ばれ、認知機能の低下を測る検査ツールである。 ※4 カロリンスカ研究所は、ノーベル生理学・医学賞の選考委員会がある世界最大の研究機関である。 ※5 InsTech とは、保険ビジネス(Insurance)とテクノロジー(Technology)の両面から生命保険事業独自のイノベーションを創出する活動であり、最優先の戦略課題として、第一生命グループ全体で推進している。 外部の開発力・アイデアを積極的に取り入れ、他業態との連携(エコシステム)を実現しながら、生命保険業界全体のイノベーションをリードしていくことを目指す。 ※6 ”エコシステム(ecosystem)”とは、複数の企業が商品開発や事業活動などでパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、業界の枠や国境を超えて広く共存共栄していく仕組みのことである。

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