明治安田生命、2018-2020年度経済見通しを作成
明治安田生命は、2018年7-9月期のGDP速報値の発表を踏まえ、2018-2020年度の経済見通しを作成した。
1.日本のGDP成長率予測
実質GDP成長率:2018年度1.0% 2019年度0.8% 2020年度0.7%
名目GDP成長率:2018年度0.9% 2019年度1.7% 2020年度1.2%
2.要点
①日本経済は、緩やかな景気回復が続いている。米国発の貿易戦争への懸念や、不安定な欧米の政治情勢といった不透明要素が残るなかでも、米国を中心とした堅調な海外景気や、省力化投資需要の高まりなどを背景に、緩やかな回復が続くと予想する。
②個人消費は、耐久消費財の買い替えサイクルによる需要押し上げなどが下支えするものの、月例賃金の高い伸びが見込めないことから、力強さには欠ける展開が続くと予想する。住宅投資は、住宅価格の高止まりや空室率の上昇が下押し圧力となり、鈍化傾向で推移するとみる。2019年10月に予定されている消費増税の個人消費、住宅投資への影響については、反動減まで含めれば負の影響がやや上回るとみるものの、政府の諸対策により、影響は限定
的とみる。設備投資は、更新維持投資や省力化投資が下支えし、回復傾向が続くと予想する。
公共投資は、人手不足を背景に高い伸びは見込みづらいものの、オリンピック関連工事や被災地復旧工事などが下支え役をはたすと予想。輸出は、米国を中心とした堅調な世界景気を背景に、底堅く推移するとみている。
③米国景気は、良好な雇用・所得環境や企業業績の増益基調等を背景に個人消費や設備投資の緩やかな増加が見込まれ、拡大傾向が続くとみる。しかしながら、大規模減税の効果が徐々に逓減することで、成長ペースは緩やかになると予想する。欧州景気は、緩和的な金融政策が継続すると見込まれるものの、内外の経済環境における不透明感の高まりにより、回復ペースは鈍化すると予想する。中国景気は、各種政策効果による景気押し上げ効果と貿易摩擦による景気下押し圧力の綱引きとなり、緩やかな減速に向かうと予想する。
詳細 https://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2018/pdf/20181119_01.pdf