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メットライフ生命、「50歳に聞いた人生100年時代の将来の夢」の調査結果を発表

メットライフ生命は、全国の50歳の男女1,000人を対象とした調査「50歳に聞いた人生100年時代の将来の夢」を今年5月に実施し、その結果をまとめた。
今回の調査は、社会の超高齢化・長寿化が進むなか、「人生100年」の折り返し点ともいえる50歳の年齢を迎えた人々が、将来への備えや生活設計をどのように思い描き、準備しているかに焦点を当てた。調査結果については、同社が6月15日に都内で開催した「『#老後を変える』サミット」で公表した。
本調査では、人生100年時代の到来といわれるなか、後半人生に向けた新たなスタート地点にいる50歳の多くの人々が経済的不安等を抱えており、後半人生の残り50年に対する具体的なイメージが持ちにくい現状にあることが分かった。例えば70歳以降の人生を楽しむために、具体的な計画・準備を進めたり、行動を起こしているという回答者は約4割程度(男性40.8%、女性45.6%)に留まっている。残りの約6割の回答者のうち、具体的な行動などを起こせていない理由として約4割が「経済的な理由」(男性38.2%、女性43.8%)を、また約1割が「自分の健康上の理由」(男性7.4%、女性11.0%)を、挙げている。
同社の執行役常務のクリストファー・ドミターは、今回の調査結果について、次のようにコメントしている。「調査では、人生100年時代の到来と言われる中で、その折り返し地点にいる50歳の人々の多くが、将来の生活設計や備えについて、未だ明確なイメージが持てていない現状が明らかになった。人生100年時代の『ロールモデル』がまだいないがために、多くの方々は自分が100歳まで生きる実感を持てず、具体的な行動を起こすに至っていないのではないだろうか。同社は先日開催した『#老後を変える』サミットのように、多くの人々が人生後半に明るい展望を抱けるような取り組みを今後も続けていく」以上
【実施概要】
●調査対象:全国の50歳の有職者男女
●サンプル数:1,000名(男性500、女性500)
●調査方法:インターネット調査
●調査時期:5月8日~5月10日
【調査結果概要】
1.50歳が抱く将来の夢は、「悠々自適」「元気なおじいさん・おばあさん」。一方で「人生100年」を受け入れていない人も。
「あと50年生きるとしたら、将来、何になりたいですか?」と、100歳まで生きると仮定して、職業や状態などを特にテーマを限定することなく夢を尋ねたところ、男女共に1位は「悠々自適・楽しく、幸せにのんびり暮らしたい」、2位は「健康でいたい、元気なおじいさん・おばあさん」だった。しかし、一方で「特になし/分からない/考えていない」という回答が男女共に一定数の回答を占め、後半人生に対する具体的なイメージを持てていないことが伺える結果となった。また、「50年も生きたくない/そんなに生きるつもりはない」と、そもそも「人生100年」を受け入れていない人が、男性は2.0%、女性は3.0%いた。
なお、多くの人々が定年を既に迎えていると思われる70歳のときにどうありたいかという質問に対しては、仕事をする・しないにかかわらず、「現状の生活を引き続き維持していきたい」が半数以上となったが、約3割は、「現在とは異なる新しい仕事や生活を始めていたい」と回答し、新しい一歩を踏み出したいという希望を有していることがわかった。
2.後半人生の充実に向けて50歳の大多数が具体的な計画・準備を行っていないこと、また経済的な要因がその一因として大きいことが明らかに
後半人生の充実に向けて具体的な行動を起こしているか、心がけているかについて尋ねた質問に対しては、半数以上の回答者が特に心がけていることはないとの回答があった。また、その理由としては、最も多かったのは「明確な理由はない」だったが、同時に「経済的な理由」を挙げる人が多くを占める結果となった。50歳という後半人生の折り返しの年齢においても、経済的な不安等を要因として、具体的な将来像や夢を抱けず、それに向けて具体的な行動を起こすに至っていない人々が多くを占めていることが明らかになった。
【調査結果に関する有識者コメント】
東京大学高齢社会総合研究機構秋山弘子特任教授
●この調査対象となった50歳の人たちの定年は、70歳になっている可能性が大いにありうる年代で、穏やかで自由な老後という将来像はなかなか描けない。『70歳になったときも現在の仕事を継続していきたい』と答えた人が約2割いるというのは、その覚悟の表れと言えるのではないか。これからはキャリアやお金などについて、もっと柔軟な将来設計をしなければいけないということでもある。
●50歳の多くの人々は、好景気時に社会人人生をスタートし、その後大きな景気の変動、雇用環境の変化などを経験しており、そういった背景を反映したと思われる今回の結果は興味深く感じる。

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