明治安田生命、福井県と「包括連携協定」締結
明治安田生命は、3月14日、福井県と、地方創生に関する包括連携協定を締結した。
本協定の締結により、福井県の進める諸施策に、同社の保険事業や社会貢献活動等を通じて培った知見やノウハウを提供する。加えて、同社の県内における営業網(1支社、7営業所等の拠点網、従業員約240人)や全国規模のネットワーク(1,000を超える拠点網、4万人を超える従業員)を活用し、関係各方面とも広範にわたる連携を強化して、福井県とともに地域社会の発展に取り組んでいく。
なお、福井県の先人由利公正氏(※)とは、同氏が1894年に創業した有隣生命を同社が1943年に継承するなど、ゆかりが深く、今回の包括連携協定の名称の一部となっている。
(※)由利公正氏は、幕末から明治にかけて活躍した福井県輩出の政治家、財政家、実業家。幕末の福井藩の財政立て直しや、五箇条の御誓文の原案となった「議事之体大意」を作成するなど、福井のみならず近代日本の国づくりに大きく貢献した人物
■福井県との「包括連携協定」について
○名称
「福井県と明治安田生命保険相互会社との包括連携協定」~由利公正 明治福井150年顕彰~
○連携事項
(1)健康づくりの推進に関すること
・福井しあわせ元気国体・障がい者スポーツ大会のPR活動やボランティア活
動、スニーカービズの実践・PR、スポーツ教室・イベントの開催
・福井県産食材を使用した「ふくい健幸美食」等のPR
・働き世代に対する健康管理のための特定健診の受診勧奨 など
(2)がん対策の推進に関すること
・がん検診の受診率向上・陽子線がん治療の普及のための啓発活動 など
(3)元気高齢者の拡大に関すること
・「ふくい認知症予防メニュー」の普及啓発、フレイル(※)予防の県民への周知
・地域を見守る活動の実施、セミナーの開催 など
(※)高齢になることで筋力や精神力が衰えること
(4)少子化対策、結婚・出産・子育てに関すること
・「ふくい結婚応援企業」として婚活イベントの開催
・食文化等の体験を通じて子どもたちに地域の生活文化を学ぶ機会を提供 など
(5)幕末明治150年や福井の先人のPR、福井県のブランド発信等に関すること
・「幕末明治福井150年博」のPR・誘客に関すること
・由利公正など、幕末明治期の先人たちの英知や生き方、近代日本の礎を築いた福井の偉業の周知
・同社ネットワークを活用した福井県のブランドや観光情報の発信 など