エヌエヌ生命、アドバンス・バリュー特約を取扱開始
エヌエヌ生命は、「標準生命表」が2018年4月に改定されることを踏まえ、契約日が同年4月2日以降の契約より、個人保険の一部について、保険料率の改定を行う。このほか、アドバンス・バリュー特約の取扱開始(現行のリビング・ニーズ特約の改定)、死亡保険の告知書扱による引受限度額の改定をあわせて行う。
1. 保険料率の改定
生命保険会社が積み立てる責任準備金の計算に用いる予定死亡率等を表した「標準生命表」が、死亡率の改善傾向を踏まえて改定されるのに伴い、同社は以下の保険種類について保険料率の改定を実施する。なお、今回の保険料率の改定により、保険料は下がる傾向にありますが、予定利率の引き下げをあわせて行うため、一部の保険種類では保険料が上がる場合がある。
<改定される商品>
・定期保険 ・養老保険
・無解約返戻?型定期保険 ・終身保険
・無解約返戻?型収入保障保険 ・長期傷害保険
2. アドバンス・バリュー特約※の取扱開始
※アドバンス・バリュー特約はリビング・ニーズ特約(正式名称)の改定後の販売名称
リビング・ニーズ特約は、被保険者が余命6か月以内と判断されたとき、死亡保険金の全部または一部を特約保険金として受取人に払う特約。現行は個人を受取人として、治療費などの目的で活用されるが、同社は経営者にも使いやすい内容にするため、被保険者の同意を得て法人を特約保険金の受取人にできるよう4月2日以降より改定するとともに、特約保険金の通算保険金額の上限を撤廃する。
なお、従前のリビング・ニーズ特約と同様に、アドバンス・バリュー特約の保険料の払込は必要ない。