日本生命、アセットマネジメント事業を100%子会社化
日本生命及びその資産運用子会社ニッセイアセットマネジメントおよびその米国資産運用子会社パナゴラアセットマネジメント(パナゴラ)との間で、日本生命はパトナムが保有するニッセイアセット株式を、またパトナムは日本生命が保有するパナゴラ株式をそれぞれ取得し、100%子会社化することに合意した。
1.日本生命によるニッセイアセット100%子会社化の背景
日本生命グループとパトナムは、1997年に外国証券分野での運用力を高めるべく業務提携を開始。その後、ビジネス上の提携関係をより強固なものとするため、パトナムによるニッセイアセット株式の取得や、日本生命とパトナムによるパナゴラへの共同出資等、資本関係も構築してきた。
日本生命においては、パトナム及びパナゴラとの間で日本生命の一般勘定資産の運用委託や人材交流を通じた運用力の強化を行ってきた。また、ニッセイアセットでも、業務提携開始以降、両社と商品開発を行うなど、様々な協力関係を通じたお客様への商品・サービス提供により、両社と共にビジネスを拡大。今後の方針についてパトナムと協議した結果、資本関係にかかわらず今後も引続き良好なビジネス関係を維持できるものと判断し、双方の資本関係を解消し、日本生命がニッセイアセットを100%子会社とすることとした。
2.今回の資本異動の内容
日本生命は、パトナムが保有するニッセイアセット株式の全部(発行済株式10%)を 取得し、ニッセイアセットを100%子会社化する。またパトナムも、日本生命が保有するパナゴラ株式の全部(発行済株式20%)を取得し、パナゴラを100%子会社化する。
なお、日本生命及びニッセイアセット、パトナム及びパナゴラは今後とも従来通り良好な関係を維持していくことで合意しており、ニッセイアセットはパトナム及びパナゴラとの間の業務提携関係を通じた商品開発・供給を継続していく。
引続き、日本生命グループとしてアセットマネジメント事業を強化するとともに、顧客の長期安定的な資産形成に資する資産運用サービスを提供していく。