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明治安田生命、20180年社長年頭挨拶

明治安田生命保険相互会社(執行役社長 根岸 秋男)は、年頭挨拶として、社長から全役職員に向け、メッセージを送った。メッセージのあらましは以下のとおり。

1.「MYイノベーション2020」は順調に進捗
・2017年の生命保険業界は、平準払商品の標準利率の引き下げ等により、貯蓄性商品の販売に大きな影響を受けた。一方、ITを活用した「フィンテック」や、健康情報を活用した新たな保険商品の開発が進むなど、先端技術の活用が目立った1年であった。
・こうした環境のなか、当社は、将来への勝ち残りに向けて、新たな3ヵ年プログラム「MYイノベーション2020」を始動。営業職員チャネルでは、「米ドル建・一時払養老保険」や「50歳からの終身医療保険」を発売したほか、電子手続きの対象となる事務範囲を拡大。また、法人営業チャネルにおける「BtoEビジネス」の推進や、資産運用の高度化、「ERM(統合的リスク管理)経営」が浸透するなど、着実な手応えを感じている。
・これらの結果、2017年度上半期の単体・グループの基礎利益が、当社発足以来の過去最高値を記録。また、「お客さま満足度」調査も、調査以来の最高値を更新するなど、3ヵ年プログラムは幸先のよいスタートをきることができた。
2.「チーム明治安田」全員が「11の改革」の担い手
・2018年も超低金利環境が継続するとともに、AIやICT等の先端技術の活用が進むことが予想される。また、介護保険の自己負担割合が一部引き上げられるなど、社会保障制度を補完する生命保険会社の社会的責任はさらに大きなものとなる。
・環境変化に対応するため、現在進めている「11の改革」をさらに加速させる必要がある。
・「チーム明治安田」の全員がいずれかの改革の一翼を担っており、役職員には当事者意識を持つとともに、環境変化に迅速に対応できる「自立展開力」をいっそう高めることを期待している。
・「自立」とは、「自分の持ち場、立場において、自らの判断に基づき、自らに与えられた役割を果たすこと」であり、そのためには自らを律する「自律」も必要。
3.「人に一番やさしい生命保険会社」をめざして
・私の「夢」は、生命保険営業の社会的地位を一段と向上させること。その想いをこめた、企業ビジョン「人に一番やさしい生命保険会社」の実現に向けては、「お客さま」「地域社会」「働く仲間」との絆をさらに深めることが大切であり、特に三つのことにこだわっていきたい。
・一つ目は、「対面によるアフターフォロー」の価値のさらなる訴求。商品・価格に次ぐ第三の評価軸として「アフターフォロー」の価値を広く社会全体に浸透させていく。
・二つ目は、「地域社会への貢献」のさらなる追求。お客さまとともに引き続きJリーグ・地元Jクラブ等を応援することをはじめ、一人ひとりが「いかに地域貢献できるか」を真摯に考え、取組みを積み重ねていくことが、当社のプレゼンス向上につながっていく。
・三つ目は、「チーム明治安田」のチーム力のさらなる向上。すべての人が活躍できる「活力ある仕事集団」に向けて、生産性を高める構造改革を進め、余力を創出し、各人が余裕をもって創造的な仕事に取り組める環境を創り上げていく。
4.人づくりこそ、終身の計
・次の言葉は、中国の春秋時代に、名宰相と呼ばれた管仲によるものである。
一年の計は、穀(こく)を樹(う)うるに如(し)くはなく、
十年の計は、木を樹(う)うるに如(し)くはなく、
終身の計は、人を樹(う)うるに如(し)くはなし。
・一年の営みでは食べ物が得られ、10年の営みで食物を生みだす木が得られる。そして一生かけて育てられるのが人という意味である。
・目の前の課題への対応も重要だが、我々は十年先、百年先の明治安田生命を切り拓いていくことも忘れてはならない。今後、改革をさらに進めていくためにも「チーム明治安田」全員の力が不可欠であり、イノベーションを興せる人財集団に成長していく必要がある。
・人づくりこそ、「終身の計」。明治安田生命の百年先を見据え、「一流の人財」を育んでいきたい。

以上

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