新日本保険新聞社・シンニチ保険WEB

東京海上日動火災、東京海上日動あんしん生命、代理店におけるお客様情報の漏えいについて

東京海上日動火災および東京海上日動あんしん生命の代理店である、㈱東海日動パートナーズ中国四国が利用しているメールサービスにおいて、特定のメールアカウントが第三者に不正アクセスされ、当該アカウントで送受信していた顧客情報等を含むメールの内容が漏えいする事案が発生した。

1.情報漏えいの概要
TNP中国四国 三次(みよし)支社および下関支社で利用していたメールサービスにおいて、特定のメールアカウントに第三者が不正アクセスし、メールボックス内のお客様情報等が漏えいした。
2.漏えいした顧客情報
(1)顧客の数
TNP中国四国 三次支社および下関支社の顧客、約5,400名分(法人を含む)の情報が漏えいしたことが判明。これは、12月20日時点での数値であり、詳細調査にはもうしばらく時間がかかるため、件数が増える可能性がある。
(2)漏えいが確認されている情報項目
顧客ごとに項目は異なるが、氏名(法人名含む)、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、証券番号、お持ちのお車の車台番号、銀行口座情報または健康状態に関する情報のうち、一部の項目が漏えいした。このうち、銀行口座情報を含む件数は約310件、健康状態に関する情報を含む件数は約80件。
3.経緯と対応状況 経緯と対応状況
(1)経緯
12月12日、TNP中国四国 三次支社において利用しているメールサービスのメールアカウントの一つで海外からログインがあったことを検知し、調査を行ったところ、海外からメールを不正に参照されていることを確認。TNP各社について同様の不正アクセスがないか調査をしたところ、下関支社において利用しているメールサービスにおいても、メールアカウントの一つが海外からメールを不正に参照されていることを確認。
(2)対応状況
TNP中国四国 三次支社および下関支社においては、情報漏えいの拡大を防ぐため、本件判明後、直ちに当該アカウントのパスワードの強度を上げて変更するとともに、当サービスにおいて不正アクセス対策を強化するための設定を行い、合わせて当該メール内に情報が残らない措置を実施。また、TNPの他の拠点においても同様の措置を講じている。現時点で、客様情報の不正使用は確認されていない。
なお、東京海上日動、およびあんしん生命が利用しているシステムやメールについて、不審な点や問題は生じていない。

 

関連記事(保険業界ニュース)

損保協会・団体

損保協会、損害保険会社に係る個人情報保護指針に基づく対象事業者4社に対する指導を実施

損保

東京海上日動、大阪・関西万博の「空飛ぶクルマ」向けの保険を提供

損保

東京海上ホールディングス、三菱商事株式会社による自己株式の公開買付けへの東京海上日動による応募及び有価証券売却益の計上見込みを公表

生保

東京海上日動あんしん生命、生成AIを活用した「お客様の声」の分類・分析を高度化

損保

損保ジャパン、金融庁により行政処分(業務改善命令)

損保

東京海上日動、金融庁により行政処分(業務改善命令)

損保

東京海上日動、カーボンクレジットの調達におけるリスクマネジメント支援サービスの提供開始

生保

住友生命、元職員による金銭詐取が発覚

損保

東京海上日動、未来への森(高知県安芸市・東山森林公園)が環境省「自然共生サイト」に認定

損保

東京海上ホールディングス、子会社の業務改善計画の進捗および改善状況について(その4)