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明治安田生命、「スチュワードシップ責任を果たすための方針」等の改正および「スチュワードシップ活動の状況について」の公表

明治安田生命5月の日本版スチュワードシップ・コード改訂をふまえ、「スチュワードシップ責任を果たすための方針」、「一般勘定の議決権行使への取組みについて」および「特別勘定の議決権行使への取組みについて」を改正した。あわせて2016年7月~2017年6月のスチュワードシップ活動をふまえた「スチュワードシップ活動の状況について」を公表した。
同社は、今後も「スチュワードシップ責任を果たすための方針」に基づき、投資先企業との対話や議決権行使といったスチュワードシップ活動を通じて、投資先企業の企業価値向上を促すことで、機関投資家としての責任を果たしていく。
①監査委員会による議決権行使結果の検証等
・利益相反管理の強化を目的に、5名中4名が社外取締役で構成される監査委員会において、議決権行使結果の検証を実施する。なお、2016年7月~2017年6月の議決権行使結果の検証については、「特段の問題はみられない」との意見を受領している。
・また、議決権行使の判断基準を改正する際は、その適切性についても監査委員会で検証する。
②特別勘定における個別の議決権行使結果の開示
・特別勘定については、運用実績が直接顧客に帰属することから、ディスクローズ充実の観点にたち、個別の議決権行使結果の開示を開始します(今回は2017年6月株主総会実施分)。これに伴い、賛否の判断基準の記載を拡充している。
・なお、一般勘定については、ディスクローズ充実や透明性向上等の観点から、個別の議決権行使結果の開示に一定の意義があると認識しているが、長期的な視点での対話を通じた投資先企業との認識共有の深度によっては、スチュワードシップ活動に影響を与え、結果として顧客の利益につながらない可能性もあると考えており、今回は開示を見送り、継続検討していく。

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