第一生命と日立の共同研究第一弾として、生命保険の加入範囲を拡大
第一生命と日立製作所は、このたび、医療ビッグデータiを生命保険事業に活用するための共同研究により、「生活習慣病に起因する入院の可能性とその日数」を予測する定量評価モデルを開発した。
第一生命では、本モデルをもとに、顧客の加入範囲を拡大する見直しを7月より実施。これまでは、生活習慣病などの健康状態を理由に、新規に生命保険に加入できないケースや、生命保険には加入できるものの8大生活習慣病を保障する特約を付加できないケースがあった。今回、そのような顧客の一部を引き受けできるよう基準を見直した結果、見直し後の約1か月間で、合計300名を超える新たな加入があった。
今回の引き受け基準の見直しは、2016年9月より開始した共同研究において、第一生命が長年蓄積してきた約1,000 万人の医療ビッグデータをもとに、日立の医療費予測技術で培った分析ノウハウを活用して解析を行った成果の一つ。さらに、両社は本共同研究の第二弾として、この9月より「一人ひとりの健診結果の推移」や「生活習慣の変化」に着目した基礎研究に着手する。