プルデンシャル信託、生命保険信託の機能を拡充
プルデンシャル生命の子会社であるプルデンシャル信託は、生命保険信託に財産交付の期間に応じて交付金額が設定できるなどの機能を拡充し、10月3日から提供を開始した。生命保険信託は、顧客に万一のことがあった場合に、信託で死亡保険金を管理し、生前に顧客と契約した内容に沿って保険金を届ける商品で、保険金をいつ、誰に、どのように渡していくかなどを生前に設計し、保険金の使途をより確実にすることができる。
従来、交付金額は信託期間を通じて一律となっていたが、新たに顧客が契約時に指定する期間ごとに交付金額をきめ細かに設定できるようになり、子どもの成長にあわせて必要となる学費や生活費を設定しておくことも可能。これに伴い、従来の最低月額交付金額10万円を5万円に引き下げる。
また、従来、保険事故発生後は、信託財産がなくなる、または亡くなるまでは受益者の変更、信託契約の終了は行えなかったが、新たに顧客が契約時に指定することにより、定められた期日で受益者の変更や信託契約の終了を行えるようした。さらに、1つの生命保険契約に対して、1つの生命保険信託契約の締結しかできなかったが、新たに1つの生命保険契約を原資に複数の生命保険信託契約を締結し、同時に複数の受益者に交付することが可能となった。