オリックス生命、「LINE ビジネスコネクト」を使った保険相談サービスを開始
オリックス生命は、3月31日から「LINE ビジネスコネクト」を利用した保険相談サービスを開始した。同社は、1997年に生命保険の通信販売を開始し、2011年にはインターネット申込サービスを導入するなど、以前から簡単に保険の手続きができることを目的として、様々な施策に取り組んできた。近年、スマートフォンを利用したオンラインでの情報収集が一般的になるなか、いつでもどこでも手軽に保険の相談ができるサービスを始めることにした。
日ごろからLINEを活用している人が、簡単に保険の無料相談ができるサービス。これまで保険に関する相談は電話で受け付けていたが、仕事や育児で忙しい人にとっては時間の確保が難しいという問題があった。LINEを活用することで、電車での移動中や育児の合間などのスキマ時間に質問を送信し、あとで都合のよい時間に回答を確認できる。
「LINE ビジネスコネクト」は、LINE社がアカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービス。このサービスを活用することにより、従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対して最適化したメッセージを送り分けることができるようになる。さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや、自社システムとLINEアカウントを連携させることで、メッセージ配信ツールとしての域を超え、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能になる。なお、LINE社では、LINEアカウントに紐付いた各企業の顧客データを保持することはない。