ソニー生命、オーストラリアの生命保険会社に出資し業務提携

 ソニー生命は、オーストラリアの投資会社であるCCP社が保有する生命保険会社「クリアビュー社」の株式(発行済み株式総数の約53%)のうち、発行済み株式総数の14.9%に相当する株式を相対取引により10月25日付で取得した。さらに、クリアビュー社と幅広い分野で業務提携を行う方向性について、同日合意した。
 ソニー生命では、オーストラリアの生保市場について、堅調な経済成長や移民流入などによる人口増等を背景に安定した成長を続け、クリアビュー社は新興の生保会社ながら、過去数年にわたり年率3割を超える安定的なトップライン成長を背景に実質創業6年目で黒字化するなど、成長力と収益性を両立する事業モデルを確立しつつあり、今後も引き続き高い成長が期待できると考え、今回の出資を行うことにした。国内事業の安定的な成長を実現していくとともに、中長期的な視点での成長を見据え、海外事業の展開についても検討していくとしている。
▽出資の概要
 CCP社が保有するクリアビュー社の株式(発行済み株式総数の約53%)のうち発行済み株式総数の14.9%に相当する株式について、総額145百万豪ドル(約112億円)、1株あたり1.48豪ドル(約114円)で相対取引で取得。
▽業務提携の概要
〇クリアビュー社の取締役会は、ソニー生命から非常勤取締役1人を受け入れることについて同意。
〇クリアビュー社との業務提携の枠組みについて、人材交流を通じて、両社間のベストプラクティスの共有をはかり、クリアビュー社における、(1)独立フィナンシャルアドバイザーチャネルにおける販路拡大、(2)顧客に対する助言の質の向上、(3)グループ内アドバイザーの採用数の増加と生産性の向上を目指す方向性につき同社経営陣と合意。

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