大同生命、ココ・カラ宣言に基づく「健康経営」の実践・推進を宣言

 大同生命は1月13日、健康経営の理念のもと「健康経営宣言(ココ・カラ宣言)」を行い、すべての従業員が心身ともに健康で活き活きと働ける職場の実現を目指すと発表した。
◆健康経営宣言(ココ・カラ宣言)
 大同生命では、従業員向け健康経営に関する取り組みを「DAIDO‐ココ・カラ(心と身体の略)」と新たに総称し、経営トップのコミットメントである「ココ・カラ宣言」のもと、従業員の日々の健康増進に積極的に取り組んでいくことを宣誓。
 同社はこれまでも、ワーク・ライフ・バランス推進の観点から、労働時間の縮減を中心とする様々な施策に取り組んできた。両立支援や働き方の刷新に向けた一連の取り組みにより、昨年は厚生労働省「イクメン企業アワード2015」グランプリを受賞したほか、健保組合とのコラボヘルスを推進し、看護師・保健師による定期健診受診勧奨の徹底やストレスチェックの導入など、従業員の健康リスクの早期発見・未然防止にも注力してきた。
 一方で近年、生活習慣病患者・メンタルヘルス不調者の増加など、健康に関する社会的な課題が深刻化している。健康増進の重要性が高まるなか、これまで以上に従業員1人ひとりが健康について意識し、健康経営実践企業としてヘルスリテラシーを定着・向上させていく必要があると考えている。
【ココ・カラ宣言】
 従業員1人ひとりが心身(ココロ・カラダ)ともに健康であることが、企業の成長や社会への貢献にとって大切であると考える。そのため、従業員の「健康リスクの把握・管理」「健康保持・増進」「労働時間の縮減」への取り組みを通じて、すべてのステークホルダーの満足度(GDH:Gross Daido Happiness)の増大を追求していく。
◆具体的な取り組み
 これまでの取り組みに加え、定期健診で明らかとなった自身の健康リスク分析をもとに、日々の運動・食事などの健康活動をインターネット上の個人ページで管理できるツールを、1月から従業員に提供する。これにより、1人ひとりの健康意識の醸成を図るとともに、日々の運動の習慣化や食事管理など、生活習慣の改善を促していく。
 なお、この施策の展開にあたっては、経営トップのコミットメントのもと、全国の職場単位で若手や女性が中心の「ココ・カラリーダー」を選任し、健康トピックスを案内するほか、早帰りや休暇取得を推進するなど、職場での健康増進をボトムアップで推進していく。
▽健康リスクの見える化
 過去5年分の定期健診結果の推移を一覧やグラフで個人ページに表示し、生活習慣病の発症につながる検査項目についてはリスク度が一目でわかるなど、従業員が自身の健康リスクを常に把握できるよう「見える化」する。
▽日々の健康・運動・食事管理の支援
 心拍数・歩数・消費カロリー等、普段の活動状況を測定できるウェアラブル端末(活動量計)を従業員に提供し、測定されたデータを個人ページ上で常に確認できるようにする。また、食事改善アドバイスや各種健康情報の提供を通じて従業員の日々の健康管理を支援していく。
▽インセンティブの提供
 日々の目標歩数や禁煙の達成など、健康増進に向けた取り組み状況に応じ、健康関連商品・サービスの購入代金に充当できるポイントを会社から付与することにより、従業員の健康行動を促していく。
※上記の取り組みは、大同生命が株式会社バリューHRと共同開発した「健康経営」の実践ツールである「KENCO SUPPORT PROGRAM」(ケンコウ・サポート・プログラム)を活用する。同プログラムは4月から顧客への提供を開始する予定。

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