第一生命サラリーマン川柳コンクール、全国優秀100選を決定
第一生命では、昨年9月から11月にかけて、全国の幅広い世代を対象に募集した第30回「第一生命サラリーマン川柳コンクール」を実施し、このほど全国優秀100選を決定した。
今年は、サラ川の醍醐味ともいえる「職場」や「上司・部下」にまつわる句が多く100選に入選した。なかでも、昨今のサラリーマンの働き方の変化を描いた句が目立ち、「ノー残業」「効率化」といったワードを切り口に、日々頑張るサラリーマンの悲哀を表現したものが入選。また、働く女性が増えるなか、女性応募者による働き方にまつわる句の入選も目立った。
30回目の節目の年である今年は、第10回(1996年)以来20年ぶりに応募数5万句を突破する5万5067句(前年3万9551句)が寄せられ、累計応募数は110万句を突破した。とくに、2016年は女性や20代以下の若年層からの応募が大きく増加し、女性応募者は前回の2倍を超える1万1471人、20代以下の若年層の応募者も前回の1.4倍の3952人となった。同社では、女性の社会進出にともない、職場での悲哀を詠う句への共感が女性にも広がってきていること、SNSの普及や若者を中心としたラップ人気などで、短文や一定のリズムで言葉を表現する文化が浸透しつつあることも要因ではないかとしている。同社がYouTubeで提供する「サラリーマン川柳動画」も、こうした世代を中心に人気を集めている。
2月13日から、今回決定した100句のなかから、投票により今年のサラリーマン川柳ベスト10を決める投票を実施する(3月17日投票締切)。投票結果は、5月下旬に発表する予定。なお、入選作品100句は同社ホームページ上で発表するとともに、日比谷本社(東京都千代田区有楽町)1階オープンスペースでも掲示し、ベスト10投票を受け付ける。