第一生命、企業年金特別勘定特約新商品を発売

 第一生命は、超低金利環境下での運用商品として、4月1日から確定給付型企業年金向けに「年金債務対応総合口」と「債券総合口ハイブリッド型」を発売する。
▽年金債務対応総合口について
 年金財政の運用目標(予定利率)だけでなく、企業会計上の年金債務の変動にも着目する新しいタイプの商品。国内外の債券や株式に分散投資し、企業会計上の年金債務と年金資産の差額の変動リスクを最小化し、本体企業への財務的な影響を抑制することを目指す。マイナス金利政策の導入等により、年金債務の増加が企業収益に与える影響が再認識されるなか、保険会社として長年培った同社の強みであるALM運用のノウハウを活かし、顧客ニーズに対応する。
▽債券総合口ハイブリッド型について
 先進国国債を中心に、新興国国債、グローバル社債を投資対象とし、低リスクで安定的な収益(目標リスク、目標リターンともに1.0%~1.5%程度)を目指す商品。金利魅力度に着目したスマートインカム戦略と価格変化に着目したスマートモメンタム戦略を組み合わせたハイブリッド運用戦略を採用している。既存のリスク抑制型商品と組み合わせることにより、より顧客のポートフォリオに合った提案が可能となった。

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